【詳報】朝鮮半島の平和と統一支援の歩みとは 公開学習会で山本氏「東山荘プロセス」振り返る

 「東山荘プロセスが、朝鮮半島の平和と再統一の支援のためのエキュメニカルな連帯を強化するのに貢献してきた」。日本キリスト教協議会(NCCJ)と在日大韓基督教会(KCCJ)の共催による公開学習会「朝鮮半島の平和と統一─日本教会と在日教会の歩みから考える─」の第1回目が7月11日、東京・新宿区の日本キリスト教会館とオンライン併用で開催された。元NCCJ総幹事の山本俊正氏が、「東山荘プロセス」を軸に講演した。

講演する山本俊正氏

 1984年10月29日から11月2日まで、静岡県御殿場市のYMCA東山荘で、「東アジアにおける正義と平和─平和的な紛争解決への展望」会議(通称・東山荘会議)が開催された。世界教会協議会(WCC)主催、アジアキリスト教協議会(CCA)と韓国教会協議会(NCCK)の協力、場所の選定はNCCJの提案によるものだった。この会議には、アジア、太平洋、中東、ラテンアメリカ、東西ヨーロッパ、北米など20か国から65人の教会指導者が参加。「会議期間中は東北アジア地域の諸問の分析が各セッションで行われ、朝鮮半島に生きる人々の願いや希望、平和、正義、和解について学びを深める会議となった。WCCが、都北アジア地域に主要な焦点を当てた国際会議としては、初めての試みだった」と山本氏は語る。

 「結果的に朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)及び中国からの参加はなかったが、両国のキリスト者から会議を、祈りのうちに覚え、会議開催を支持する旨の連絡を受け取っていた。会議の中で、第二次世界大戦以降、東北アジア地域では緊張が連続していることが共有され、当時の対立の複雑さと、人々の平和と正義を求める闘いの様相が、香港、台湾、日本、韓国から報告されている」

 「この歴史的会議は、その後の朝鮮半島の平和と和解、統一問題に対するエキュメニカル運動の指針を示すものとなった」と指摘・・・

(次ページ[下部ログインボタンから]で、「東山荘プロセス」の展開、「1995年平和と統一のためのヨベルの年宣言」、北朝鮮への訪問、日韓の個別教会の協力、など)

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