【社会保険とは】
社会保険は、社会全体でお金(保険料)を出し合い、困った時にお金を回してあげる仕組みです。「年金保険」(老後)、「介護保険」(要介護になった時)、「健康保険」(病気やけが)、「雇用保険」(仕事を失った時)と目的に応じた国の保険制度があります。
今回は、社会保険加入のメリットを年金と健康保険から伝えます。知らないことはリスク。社会保険のしくみを知り、どんな時にどんな保障が、どのくらい出るかをしっかり理解してください。
【年金】年金には、国民年金と厚生年金の二つの〝財布〟があります。厚生年金に加入している会社員や公務員は二つの財布に保険料を納め、受け取る時も両方の財布から受け取れます。国民年金だけの方は国民年金の財布からのみ。両方から支給される厚生年金加入者は、受給額も大きくなります。
厚生年金の平均受給額は14万7千円(国民年金含む)、国民年金の平均受給額は5万8千円と、厚生年金受給者は国民年金受給額の2・5倍です=下記表参照=。あくまで受給者の平均ですが、厚生年金に加入することで年金受給額がかなり大きくなることが分かります。

「老後は年金があるから大丈夫!」と楽観的に構えていると、いざ自分が年金を受け取る時になってその現実を知ります・・・
(次ページにつづく)
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