熊本地震後の礼拝は 信徒らで祈り ボランティアらも共に 「この時こそ神の恵みを」

                                            礼拝 作者: デザネコ Photo AC

8月2日は、7月28日の2016年熊本地震後最初の日曜礼拝となった。熊本の教会はどのように迎え、祈ったか。

宇土市 
バプ連盟・熊本南キリスト教会(羊の群れキリスト伝道所)

教会の中を片付けて、礼拝も無事に捧げることができた。信徒の方々の様子も普段通り。礼拝後はOMの宣教師の方が物資を届けてくださって、地域の方に分けるなどした。メッセージで語ったのはサムエル記上(Ⅰサムエル)のダビデがゴリアテに立ち向かう箇所。私達にとっては、震災がゴリアテのようなものです(8/3 13:30 朴牧師、電話)

益城郡益城町 

バイブル・プロテスタント熊本東聖書キリスト教会

おかげさまで31日(金)には電気も復旧したので、土曜日に教会員で残りの片付けと礼拝の準備を行い、2日の礼拝はほとんど普段と変わらない状態で守ることができました。

教会員に大きな被害はなく、地震後にはじめて顔を合わせた方同士で発災時の様子や身の回りの状況などを報告し合ったり、今後の支援や防災について改めて確認し合う様子が見られました。

礼拝の中でも今回の地震で守られたことへの感謝と被害に遭われた方々への主の助けと慰めを祈りました。

聖書箇所はピリピ3章1〜3節「キリストだけを誇る民」。宣教師が語り、この聖書箇所は地震の前からのメッセージの続きです。ただメッセージの中で地震についても触れられました。

礼拝メッセージは現在豊世牧師が高齢のため、それぞれ協力宣教師や牧師にご奉仕をお願いしており、第1・第3日曜はジョナサン・ジェリフ宣教師、第2日曜は人吉のともしびチャペルの松崎牧師、第4日曜は広島福音自由教会のオンライン配信を視聴という形になっています。

前回の熊本地震から10年という節目の年にこうしてまた大きな地震に見舞われたことにとても胸が痛む思いですが、一度経験して復興へのノウハウなどがあるとはいえ、10年という時間の経過はそれぞれの肉体的にも精神的にもとても大きな負担があります。
今回大きな被害を受けた地域はもちろん、前回大きな被害に遭い10年をかけてようやく復興してきた益城町や県内各所で再び復旧・復興へ向かう道のりはこれまでより厳しいものになると思われます。

物価高や世界情勢悪化による材料不足など物理的な困難に加え、今後の見通しが不透明なことや2度目の大きな震災による心の傷などもこれから増えてくると思いますので、必要な支援が適切になされるよう続けて覚えていただければ幸いです。(8/3 14時、山田さん、メール)

単立木山キリスト教会

いつもと同じ形で礼拝を捧げることができて感謝と安心があった。信徒のかたがたも普段と変わらない様子だったけれど、いつも以上に「神さまが何を語って下さるか」という期待感があったと思う。ワールド・ビジョン・ジャパンのボランティアの方々も一緒に礼拝を捧げてくださった。

聖餐式も行われたのだが、多くの方々の助けや献金があって、聖餐式が捧げられたことを思う時にいつも以上に同じ神を信じている人たちが共に集まることの凄さや聖餐の意味を考えさせられた。メッセージの箇所はルカ8章22-25節。震災を受けて、元々用意していた箇所ではない、嵐を静めるイエス様の箇所を語った。

イエス様が向こう岸に行こうといった舟が嵐に遭う。今回着目したかったのは「人生には嵐がある」ということではなく、「神の言葉からはじまり、いつも神さまの守りが私達を包んでいて、最後には神さまの凄さを見上げる」ということをこの箇所の全体から受け取りたかった。(メッセージの動画は8/5に木山キリスト教会のYouTubeにアップされる予定。)

祈祷課題としては、九キ災(九州キリスト災害支援センター)が9月末まで働きを続けるのでその働きのために。木山キリスト教会が九キ災スタッフの休憩場所やミーティング場所になるので、木山キリスト教会がよりよく仕えていけるように。信徒の生活が余震からも守られ、落ち着くように。
(8/3 15:30、松尾牧師、電話)

熊本市北区※各地状況も

アッセンブリー希望ヶ丘キリスト教会

昨日までの状況です。家屋倒壊や避難所に関しては報道されていると思います。数多くの超教派の団体が現地に物資を運び込まれていますが、熊本県として県外よりのボランティアの受付を始めていませんので、多くは物資のみになります。
これは10年前の時は被害が熊本市内が中心でしたので、放射線状に伸びた道路網で、どこからでも移動することができましたが、今回は南部の被害が中心で、高速道路が崩れた現在、被災地に行くには、熊本市からは国道と農業用の道路が二本しかありませんので、ここが現在大渋滞しています。十年前と異なり、物資搬入やインフラ復旧が追い付いていない状態で、熊本市内でも一般のスーパーにパンなどの食料品がない…ところがあります。

被災地にある教会として、アッセンブリーシャロン教会(八代)、アッセンブリー川尻教会(熊本市)、バプテスト熊本南教会(宇土)、ルーテル宇土教会(宇土) 東洋ローア教会(宇土)です。
10年前と異なり、会堂に関する損壊はどこもありませんでした。ただ熊本市内の教会も同じですが、外壁内装に亀裂が生じた教会は多く、今後雨漏りなどの心配は懸念されます。信徒の方でも、八代の方では非難されている方、あるいは自宅が損壊された方もいらっしゃいます。特に八代地区は本日時点で、まだ水道がきていません。

ボランティア活動としては、九州キリスト災害支援センターが、9月一杯まで、現地の復旧活動を行います(その後NPOは解散です)。熊本YMCAは八代の方に拠点を置き、本格的な救援活動はお盆前後にはじめるように現在準備中です。

震災後最初の礼拝は、色んな教会の情報を聞く限り、被災地でも通常通り礼拝を行ったそうです。私の教会でも2日は通常通りの礼拝でしたが、九キ災の働きを覚え、献金をしました。
10年前の時は、前震が木曜の晩、本震が土曜の深夜だったこともあり、礼拝を休止した教会が多くありました、今回は火曜日でしたので、その点で言えばだいぶ落ち着いているようです。
私どもの教会の場合は信徒の方々は、人的に被害はないのですが、やはり家屋の損壊などある方もいらっしゃるのと、高齢者施設に避難されている姉妹もおられました。そういう事でいつもよりも、不安でざわついた雰囲気はありました。

この日の礼拝は…随分私としても悩みました…というのもずっと黙示録の説教を連続で話していましたので…そのままやった方がいのか、違う箇所を…とも考えたのですが、祈りながら、通常通り予告していたメッセージを語りました。
この時は黙示録16章から『神からいただいた義の衣を着る』ということで、このような時だからこそ、神の恵みをお伝えすることができたと思います。

また礼拝は通常と違うことをやることに対して、信徒が非常に敏感になっていますので、極力それを避け、その変わり礼拝が全部終わった後に、信徒全員で手をつなぎ、被災地の教会や信徒のため、そして勿論多くの被災されている方々のために祈る時を持ちました。

実は10年前の震災直後の日曜。4月17日に、教会にはご夫婦のクリスチャンが二人おいでになりました。その時は聖書も開きましたが、妻と4人で30分ほど祈ったことがありました。その事を思い出しました。
なお熊本で10年前の地震以降、熊本チャーチネットワーク(略くまちゃん)を結成し、年に数回、福音派の先生方を中心に、祈りを積み上げてきました。今回もその時に作ったグループラインを通して、被災状況や祈りや支援などの情報がいち早く共有されている事は感謝です。

さて、祈祷課題ですが
教会によって様々でてくるでしょうが、

■九州キリスト災害支援センターの活動のため
諸藤栄一(有明バイブルチャーチ) 菅原亮 雅子 ご夫妻(高森キリスト教会)
この3人が中心となって活動を9月一杯までされます。
■熊本YMCA 8月から始まる支援活動のために。またYMCA県下に10ほどの施設がありますが、『みなみセンター』は施設の損傷が大きく、現在プログラム活動はストップしています。
■ボランティアなどの支援活動を通して、キリスト教会の協力がもっと強められますように。10年前と教職も入れ替わりましたので、支援活動や超教派活動に好意的な先生方だけではありません。多くの先生方と祈りを共にすることができますように。
■被災地の復旧、支援活動にあたる方が事故から守られ、健康が支えられますように。特に熊本は40度越えの酷暑が続き、断水で水不足です。熱中症のリスクもあります。

■最後に私の教会は、幸いにけがをした信徒もなく、大きな被害も聞いていません。
内装や外装の亀裂はありました。ある信徒は隣の家の窓が、地震で外れ、飛んできた、ということで、庭にガラスが散乱していました。
教会の方は、内装外壁の亀裂と、業務用のエアコンやPA設備などの転倒、損傷もあり、応急処置で礼拝に間に合わせた状態です。3階に倉庫がありますが、こちらは手つかずの状態です。
 以上思いついたことを書きました。
被災地の状況は刻一刻と変化します。一にも早い復興をと祈っています。
(8/4 23時、本堀牧師、メール)

こちらの記事もオススメです

【速報・熊本地震】九キ災 緊急寄付窓口開設 9月末まで
 九州キリスト災害支援センター(九キ災)=横田法路理事長=は、令和8年熊本地震発災を受け、緊急の寄付窓口を開設した。以下はフェイスブック(FB)に掲載された内容…
xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com

定期購読で宣教情報を着実に<電子版、紙面版>≫

分断した世界でこそ、異なる働きを知り、理解し、出会うきっかけに

牧会・宣教に役立つ情報、
    多様な連載を掲載!
紙面、ウェブを刷新し、さらに充実しました。

無料公開は一部。定期購読で、着実に情報を得られます。

また購読で発行をお支えください。購読はこちら

電子版:速報(無料)・詳報(有料)記事を随時掲載、紙面ビューアー ※バックナンバー閲覧可能
紙版:月2回発行

■購読料
紙版(送料込)
月額1,226円(税込)(オンライン申込・限定クレジットカード支払いのみ)
6か月6,756円(税込) ※本紙代が10%お得です
年額13,512円(税込) ※本紙代が10%お得です

電子版
月額900円(税込)
年額10,300円(税込) ※毎月払いより約5%お得です

紙・電子併読版(紙版の年額+2500円で電子版併読が可能です)
月額1,400円(税込)
年額16,000円(税込) ※毎月払いより約5%お得です

■新ご注文受付サイトhttps://クリスチャン新聞.com/start-checkout/