【詳報】「ゴミ減らす!」フィリピンの気候災害に 日本の子ら応答

気候変動による異常気象や生態系の破壊などが世界各地で起きている。聖書的視点で子どもたちとこの問題を考える「キッズ環境プログラム 美しいフィリピンの自然があぶない!! 気候変動の問題から覗く世界の『今』」(聖書的環境コンソーシアム主催)が2025年11月29日にオンラインで開催された。国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンから世界とフィリピンの事例が紹介された。

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部の松岡拓也さんは、創世記1章31節を引用して、「神様がこの世界を造ったとき、それは非常に良かった。しかし残念ながら、今私たちが見ている世界はそうではないようだ」と世界の現状を概観した。

「ケニアでは干ばつがある一方、バングラデシュでは洪水が起きた。日本でも猛烈な暑さの夏もあれば、急に大雨に降られて大変だった。人間だけではなく、ホッキョクグマは、北極の氷が溶けたら住む場所を失い、サンゴ礁は白くなってしまっている」。

原因として二酸化炭素(CO2)が増えて温暖化が進んでいると説明。CO2の温室効果について「真夏にクーラーも扇風機もつけないで窓を閉めたらどうだろう」とたとえた。

南太平洋に浮かぶ島国であり、海面上昇の影響を受けているツバルを例に挙げ、「私たちが知らず知らずのうちに出しているCO2で他の国の人たちも苦しんでいる。これはなんだかおかしなこと」と問題提起した。

続いて、ワールド・ビジョン・フィリピンスタッフのエヴェリンさんがフィリピンの状況を話した。日ごろ教育支援で、かかわっているレイテ島のアテアさん、ケントさん、ユミさん、3人の子たちも話した。

3人が暮らすレイテ島や近くのサマール島の砂浜やマングローブ林など美しい自然の映像が紹介されたが、近年の気候変動で大雨や干ばつが頻繁に起きているという。2013年のスーパー台風ハイエン(ヨランダ)では、両島に甚大な被害があった。昨年11月も、「スーパー台風」を含む台風が3度到来し、浸水で学校が休校になることもあった。レイテ島の西に位置するセブ島では昨年9月末に大地震があり、その後、台風が襲った。

ワールドビジョンでは、これらの災害の被災者に食料や生活用品など救援物資を支援してきた。また環境問題への取り組みとして、植林や海岸のゴミ拾いを子どもたちと実施。環境問題への啓発活動も行っている。

今回の集会に参加した日本の子どもたちも日常や学校生活について、積極的に質問して、フィリピンの子どもたちと交流を楽しんだ。

最後に子どもたちが出来る環境改善への取り組みをクイズを交えて提案した。①自然に親しみ、自然をつくった神様をたたえる、②マイバッグ、マイ箸、マイボトルを使う、③おもちゃを長く使う、④食品ロスを減らす、⑤節電、⑥節水、⑦できるだけ歩き、自転車を使用、⑧気候変動に苦しむ子どもたちのために祈る、を挙げた。

これらについて、子どもたちに、「自分たちができること」を呼びかけると、チャット欄には、「ゴミ拾う」「できるだけ全部する」「7(できるだけ歩く)」「1(自然に親しむ)」「生ごみ処理コンポスト」など次々と応答のコメントが上がった。最後にエペソ2章10節を読み、「良い行い」を励ました。

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