碓井真史(新潟青陵大学大学院教授/心理学者)
新しい年。希望にあふれた年にしたい。希望を持つことが、心身の健康と幸福につながることも研究からわかっている。けれども、希望を持てない人々がいる。株価は上がっている一方で、賃金上昇は物価高に追いつかず、「経済格差」は広がる。お受験に熱心な家庭もあれば、勉強を放棄している子もいる。「学力格差」は広がり、不登校の増加も止まらない。だが、何より恐ろしいのは「希望格差」だ。将来の希望が持てない子も増えている。
希望の格差を生む要因の一つが、子どもたちの「経験格差」だろう・・・
(次ページで、経験格差を埋める教会学校の役割について)
