9月1日号1面:巨大地震災害に備える 「発災時に動ける人材育成を」

日向灘沖を震源とする最大震度6弱の地震が8月8日、宮崎県南部で起こり、気象庁は南海トラフ沿いで近い将来、巨大地震が発生する危険性が高いとして、初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。15日までの1週間、大規模地震への注意を呼びかけた。幸いこの間、何も起こらなかったが、いつ起こってもおかしくない状況は変わらない。この南海トラフ地震にどう備え、発災時にどう対応するのか。9月1日防災の日に向け、各教会災支援ネットワークの関係者に話を聞いた。(6面に関連記事)

神奈川教会防災ネット発足 災害時、県下の教会が協力へ

 神奈川県大和市のカンバーランド長老キリスト教会高座教会で6月29日、神奈川教会防災ネットワーク発足記念会が開かれた。  同ネットワークは、昨年来、クラッシュジャパン代表理事の永井敏夫氏が、県内既存の防災ネットワーク、牧師会の担当牧師たちに声をかけ、コーヒーを飲みながらの会合を重ねてきた結果生まれたもので、今回の発足記念会に至った。  当日は、第1部、小礼拝として賛美と永井氏によるメッセージが取り次がれ、第2部は、この半年の間、能登半島地震の支援に入って来られた県内の方々の報告を聞く時を持った。梶山直樹(ニュータウン・カルバリー・フェローシップ牧師)、月井サムエル(JECA・本郷台キリスト教会伝道師)、根塚幸雄(日本バプテスト連盟神奈川連合災害対策委員長)の各氏の報告は、現在の被災地の様子と、支援活動の実際を知る貴重な時となった。

能登・被災地支援コンサート 「賛美の力を改めて痛感」キリストの平和教会

東京から車で片道8時間、機材や支援物資を乗せて夫(クリスチャン医師)と共に出掛けました。5日夕刻なんとか無事現地到着。翌6日は朝から「七尾聖書教会附属光の子保育園(永井仁志理事長)・母と子のコンサート」、午後輪島市門前町の仮設住宅集会所にて、また翌7日七尾聖書教会(梶山献一師)礼拝堂にてコンサート礼拝、計3回の被災地支援コンサートを捧げることができました。それぞれの会場は満場の方が集われ、食い入るように聞いてくださり、大合唱になるシーンも。いづれも豊かな交流のひとときとなりました。人の心を潤わせ励ます、賛美の力を改めて痛感しました。

社協との連携で支援活動展開 首都圏教会防災ネットワーク広域フォーラム

能登半島被災地支援活動参加者が報告 「首都圏教会防災ネットワーク広域フォーラム」(クラッシュジャパン主催)が6月27日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで開かれた。当日は、能登半島地震被災者支援活動に参加している団体、ネットワークからの報告を聞いた。 †  †  † セッション1では、最初に支援活動に参加した日本バプテスト連盟神奈川バプテスト連合(以下・神奈川連合)災害対策員会委員長の根塚幸雄氏がオンラインで発題、、、、、