2025年10月28日

フランス革命の時代から20世紀半ばまでの宗教と政治・社会の在り方を、美術でたどる「ライシテからみるフランス美術――信仰の光と理性の光」展（宇都宮美術館2025年12月21日まで。三重県立美術館は26年1月17日～3月22日）が開催中だ。本記事では副題にある「光」のメタファーにも注目して、フランス独特の政教分離の在り方「ライシテ」を中心とした宗教と政治の関係性、その歴史を振り返り、近年の宣教論にも触れながら、美術展の一端を紹介する。 （記事最後に同展チケット［宇都宮美術館］プレゼント応募要項があります。抽選で3名様、締め切りは11月17日※記事全文を読むには登録が必要です） 現代の「光」はどこから 私たちを取り巻く「光」はコントロールされている。この記事は電子版限定の記事なので、読者は発光したスクリーンで、読んでいるだろう。実物とは違う、平面的に複製された文字、画像を、それとして認識している。照明のある部屋で読んでいるかもしれない。自在に明るさを調整できる光を操っている。そんな光を所有できるようになったのは、このわずか200年足らずのことだ。 因習を打ち破ること、理性を中心とすること、そんな啓蒙（En・light・ment）という光（light）が広く社会を照らし出したのも200有余年前、1789年フランス革命のころだ。それ以前の光は、ただ冥蒙（めいもう）とした暗闇だけがあったのだろうか。むしろ、あまりに強すぎる光が、当たり前のようにあった、ということだったのかもしれない。 たとえばブルーメンベルク著『真理のメタファーとしての光』※１は、古代の光の観念（存在としての光、形而上学的な光、内面の光…）から出発して、啓蒙への道筋、さらに調節可能な機械の光に囲まれ、「強制的な光学に支配された状況を現代人に向けてますます整えていく」様を論じる。 「光」のせめぎ合いを美術で見る 今回のライシテ展の副題は「信仰の光と理性の光」だ。啓蒙によって「信仰の光」は、「理性の光」で根絶されたわけではない。理性は万能ではなく、「信仰」に頼らざるを得ない領域はある。理性は「世界という迷宮にあって」（ブルーメンベルク）、道を踏み外すこともあった。「信仰の光」も時として危うく、混乱と抑圧をもたらしたこともあった。もちろんそれらは「真理」そのものの問題ではなく、表層レベルのことかもしれない。今回の展示は、信仰（宗教）が理性（世俗）に置き換わった、という単線的な提示はしていない。むしろ、宗教と世俗がせめぎ合い、その間で美術は様々な表現をしてきたことが明らかになる。 宗教と世俗の関係を美術で見るとはどういうことか。実際、美術史的に見て、宗教美術の研究、美術と政治権力の関係の研究はそれぞれされてきたが、「その両方に同時に視線を向けながら歴史的な展開を追った研究は未だない」（同展示図録、藤原啓学芸員論文）という。特にフランスにおいては、ライシテは、共和制の根幹にかかわる概念であり、この視点でフランス美術をたどることには意義がある。 同展で扱われる、宗教、世俗、美術の関係史をおおまかに見ると、革命時期に世俗が強まるが、やがて、世俗自体が権威を持ち、「聖性」を帯びるようになる。美術は、宗教と世俗の権力に奉仕してきたが、19世紀以降、徐々に制度としての美術が整いはじめ、自立し、美術自体の「聖性」を持つようにいたる。宗教もまた時代の中で、形を変えて聖性を盛り返したり、苦難を経験したりする。同展での作品は20世紀半ばまでだが、歴史の変遷を通して、戦争、排外主義、政治と宗教、万博といった現代につながるテーマも見えてくる。フランスのみならず、現代の日本、世界に訴えかける内容だ。 前置きが長くなるが、作品を見る前に、もう一つ、「信仰の光」を理解するため、聖書における光について見ていきたい。 聖書の「光」 原著がフランスで刊行された『聖書思想事典』※２によると、「光と闇とを分けることが創造主の最初の行為」（創世記１・３～）であり、「救済史の終わりにくる新しい創造においては、神自身が光となる」（黙示録22・5）。 光は、被造物であるとともに、神そのものをさす。旧約の預言書では、光の到来を語り、新約では、イエス・キリストが光と啓示される。さらにイエスの弟子たちも「世の光」となる。この光の説明は、プロテスタント福音派の『聖書神学辞典』※３でも同じだ。 革命の「光」 展示室に入ると、革命によって追いやられた聖職者たちを描いたスケッチが並び、次に目に入るのは、ナポレオンだ。 左＝エミール＝ジャン＝オラース・ヴェルネ《墓からよみがえるナポレオン》1840年｜東京富士美術館、右＝アンドレア・アッピアーニ《ルーヴル宮殿でアテナ像の前に立つナポレオン》1814年頃｜東京富士美術館 《墓からよみがえるナポレオン》は、墓から出てきたナポレオンに後光が差す。まるで復活した神の子のようだ。 革命は教権を否定し、数々の混乱が起きたが、その後に統治したナポレオンは、コンコルダ（協定）を交わし、カトリックと、プロテスタント、ユダヤ教を公認の宗教とした。 ライシテの世界的権威ジャン・ボベロは、現代にいたるまでのライシテを三段階の時期に区分している（①フランス革命後にナポレオンと教皇が結んだコンコルダによる複数公認型の宗教的多元主義の時代［1905年まで］、②19世紀後半のライック［脱宗教的］な制度の推進によって準備され、1905年の政教分離法成立によって完成した同法に基づくライシテの時代、③1970年代以降、1989年のイスラム・ヴェール事件など、しばしば対イスラームの文脈で語られる、より複雑な多元主義の中でアイデンティティーが模索される時代）※４。 政教分離の背後には、プロテスタントの影響もある。フランスにおいて、ユグノー（カルヴァン派）たちとの戦争があった。ナント勅令で、ユグノーの権利が認められたものの、後に撤回。ユグノーはオランダに逃れた。英国人哲学者のロックもオランダに滞在し、『寛容についての手紙』で、政教分離の在り方を示した。すでに50年ほど前に、アメリカの植民地において、政教分離が実践されていたが、ロックやヴォルテールの寛容論などが、ライシテに影響を与えていった※５。ちなみに先述のボベロはユグノーの神学部で学んだ研究者だ。 問題が再燃したのはユダヤ人問題に発展し、賛否の論争になった「ドレフュス事件」だった。『宗教VS国家』※６は、マイノリティーへの憎悪があったことに注目。「ユダヤ、フリーメイソン、プロテスタントの陰謀」を当時のメディアがはやし立てたという風潮があったのだという。 このころ政府やカトリックに向けた風刺画（カリカチュア）が描かれた。ひょうきんなものもあれば、グロテスクなものもある。 セザール・ジリス《「おまえはペテロ（岩）である。そして、おまえはこの岩の上にわたしの教会を建てよ」》（「教皇と教皇候補者」より）『ラシエット・オ・ブール』誌第121号｜1903年7月25日｜町田市立国際版画美術館 カリカチュアの伝統はやがて、『シャルリ・エブド』をめぐるテロとそれに対する抗議運動にもつながるか。 光の当たり方も変わってくる。 学術や中東現地との交流の発展で、キリスト教も象徴的なものから、時代考証や現地調査を踏まえた写実的なものが登場 リュック＝オリヴィエ・メルソン《エジプト逃避途上の休息》1880年｜島根県立美術館 また聖性は日常化する。 ジャン＝ポール・ローランス《ピエトロ》1907年｜府中市美術館 1905年に政教分離法が制定されてまもない、07年に出品された作品《ピエトロ》。これは初代教皇のペテロを描いたものだが、後光はなく、日常的な光が描かれている。 左＝ジャン＝フランソワ・ミレー《無原罪の聖母》1858年｜山梨県立美術館、右＝種をまく人（ジャン＝フランソワ・ミレーに基づくクローン文化財）オリジナル：1850年｜株式会社IKI（山梨県立美術館寄託） ミレーのマリア像の右に、有名な《種をまく人》。聖書の種まきのたとえを連想させるとともに、描かれた当時の農民の状況を力強く描くという、聖・俗の両義性がみられる。 理性への反動として、異世界、幻想世界に思いを向けた作家たちにも注目している。 「巨大な目」の幻想的な絵画で知られるルドンのヨハネの黙示録の石版画集もあった。 オディロン・ルドン『ヨハネ黙示録』1899年刊｜三重県立美術館 黙示録の各場面だが、か細い線、陰影で描かれる。これが信仰的なものかどうか、議論があるという。 芸術が独自の聖性を追究し、聖書的な象徴を使わずに、何らかの聖なる存在を描くようになる。 クロード・モネ《ラ・ロシュ＝ブロンの村（夕暮れの印象）》1889年｜三重県立美術館 今回の展示ではモネの絵画が印象的だ。なんら特徴のない山だが、背後に崇高な光を感じられる。 宗教と世俗のせめぎ合いの美術史だが、聖書的なイメージが乏しくなることに、さみしさを覚えるだろうか。しかし展示後半に別の展開がある。 （次ページで世俗化をめぐる近年の議論、ライシテの現代性、宣教論からみた世俗化、美術と教会、展示後半のポイント、など。約4200字。以降要登録） この記事の参考文献はこちら ヨーロッパの世俗化と現代 改めて、世俗化の議論を追っていきたい。 今回の展示の学術協力者でライシテ研究の第一人者の伊達聖伸氏（東京大学大学院教授）は、ヨーロッパや北アメリカをはじめとする諸地域の世俗化・ライシテ化を多角的に協力研究している。『ヨーロッパの世俗と宗教』※７は、東西ヨーロッパの世俗化、政教分離の状況を伝える。様々な政治と宗教の在り方があり、ドイツはプロテスタントが強く、イギリスは国教会のかかわりがある。ロシアも、正教会と国家の近さがみられる。 『世俗の新展開と「人間」の変貌』※８では、「宗教」と「世俗」の二項対立をこえる「ポスト世俗」に注目する。「ポスト世俗化」は「プレ世俗の宗教が回帰するという主張がなされる一方で、教条主義的ではないスピリチュアルな新しい宗教が生まれる」などの意味の範囲は広い。 2050年までの宗教の動向を予測分析したピューリサーチの調査を踏まえ、「『宗教には所属していない』に分類されるのは、無神論者、不可知論者、所属宗教なしと回答した者たちだが、これらの人びとがみな信仰・実践・アイデンティティのすべての面にわたって非宗教的であるとはかぎらない」という現代の多様なスピリチュアリティーの在り方を推測する。 ライシテの現代的な課題としては、伊達氏が『ライシテから読む現代フランス』※９で、イスラム教とのかかわりを詳しく語る。イスラム教側でも、「フランスのイスラーム化」「イスラームのフランス化」「フランス的なイスラーム」などの議論が起きている。 現代的課題としての宗教と全体主義 今回の展示では、国家と美術の関係ということで、戦争協力などのほかに、パリの万博（1937年パリ国際博覧会）を例に挙げた。 ラウル・デュフィ《電気の精》（1937年パリ国際博のために制作された壁画の縮小再制作）1953年｜宇都宮美術館 博覧会のために依頼された絵画には、電気技術の発展に貢献した科学者らの姿が描かれるが、同時にフランスの産業や文化施設も描かれる。「人類の普遍的な遺産構築に貢献することを自負しつつ、その成果を自らの財産として取り込んでいく共和国の強かさが垣間見える」と展示では評する。ここに美術もまた国家、政治に左右される危うさがある。 20世紀半ば、ナチスドイツに対峙（たいじ）したホルクハイマーとアドルノは、戦時中に執筆した『啓蒙の弁証法』※10で啓蒙の意義と限界を指摘する。第一論文冒頭で「啓蒙が追求してきた目標は、人間から恐怖を除き、人間を支配者の地位につけるということであった」と言う。これについて『啓蒙』※11は、「人間は、技術の使用を通じて『合理的に』統制することによって、自然への支配を、さらには他人への支配を獲得した」。しかし「この啓蒙観は、意図の探求を放棄し、たんに自然や世界に権力を行使しようと試みるという意味で、突き詰めると全体主義的」であり、その先に「ホロコーストという技術的に確かな人工大量殺裁に抵抗しうる遺産を啓蒙は何一つ遣さなかった」と解説した。 全体主義は、国家のみならず、宗教また世俗的な集団においても起こりうることだ。ライシテの現代的テーマとして、日本でも起きている政治と宗教の問題、戦時中の全体主義的体制への反省に注目しよう。これは宗教による問題以上に、啓蒙のプロジェクトの行き過ぎが、宗教と社会全体を危うくする問題だ。 ライシテの基盤のあるフランスでは、セクト対策法が成立したが、これを追ったジャーナリストによる『カルトと対決する国』※12が今年刊行された。 同書では、「全体主義とは、全体が個に優先するというだけではなく、精神支配された個が集まった『全体』がつくる体制」と説明する。戦前の日本も国家神道の中で、「民衆は権力者を支え、自ら進んで奉仕、滅私奉公」した全体主義があったと指摘する。 フランスのセクト対策法は、日本でも問題となっている統一協会の事件を契機に広がった。その理由として「何よりもセクト問題と宗教問題が切り離されたこと」を挙げる。宗教団体だけの問題ではなく、「精神操作・精神支配を認めるかどうか」が分水嶺だという。同法はアメリカなどから批判があるが、「アメリカは、まだセクト問題は宗教問題だと捉えている」からだとする。 宗教と政治の結びつきについても注意を促す。「政治は宗教の堕落をもたらすからだ。政治を利用することで宗教上の努力をしなくても影響力を拡大し、特権を得ることができ、社会を動かし、信者を増やすことができてしまう」からだ。 全体主義に陥らず、宗教と政治の関係を築くことはできるだろうか。 公共神学に取り組む稲垣久和氏は、『国家・個人・宗教－近現代日本の精神』※13で、「自我の再生」の必要を訴えた。「生まれながらの人間は我がままである。独りよがりである。他者を配慮できない。精神的に大人になるとは他者を配慮できるようになること。自分と異なる考えを持った人をも受け入れられる度量を持つこと、寛容になること」を求める。自我をもった個人であっても、まとまりを持とうとするとき、全体主義につながる危険はある。稲垣氏は、「新カルヴァン主義」で言われる「領域主権論」を背景に、「主権を分散して、個人でもなく国家でもなく、人々の生活世界、生活領域に基盤を置いて自治を促す」。 宣教論からみた世俗とのかかわり キリスト者向けに、より推進する視点「宣教論」に触れておこう。世界的な福音派の流れでは、2033年（イエス・キリストの十字架と復活から2000年）までに全世界に福音を、というスローガンで、世界福音同盟の総会が10月27日から韓国で開かれた。福音主義に立って伝道と社会的責任を包括的にとらえた世界ローザンヌ運動でも、2050年までの宣教の推進を打ち出している。 ローザンヌ運動においては、昨年世界会議が開かれ、各種統計分析と専門家・実践者の論考を集めた「大宣教命令の現状報告」が発表された。その「世俗主義」の論考では、統計やチャールズ・テイラーの『世俗の時代』※14の議論などを考察。現代の教会に向けては「本質的なことに再び焦点を当てる。集まった教会（クリスチャンの集まり）と散らされた教会（日常生活を送るクリスチャン）の間に正しい関係を築くこと」を勧める。 福音の中心性を大事にしながら現代都市における教会の意義を理論的・実践的にまとめた『センターチャーチ』（ティモシー・ケラー著）※15は、世俗論に関わる内容として、文化とかかわる様々なパターンを整理している。文化とキリスト教のかかわりについては、リチャード・ニーバーの5類型が有名だが、それを現代のキリスト教運動の潮流を捕らえる視点で５つに再分類した。 まず教会内のことに徹し、信徒の数を増やして影響力を増そうという教会を「敬虔主義的教会」と名付け、それを乗り越える4分類を詳述する。ここではその名前と主な運動（カッコ内）を挙げておこう。①「変革主義」（宗教右派、新カルヴァン主義）、②「関連重視」（解放の神学）、③「対抗文化主義」（再洗礼派、新修道院主義）、④「二王国論」（ルター派、新カルヴァン主義の一部）だ。この分類で重要な点は、宗教右派の態度は、福音派においても、数ある選択肢の一つに過ぎないということだ。ちなみに政治的な傾向として、宗教右派と新カルヴァン主義は反対の立場にある。 現代の芸術と信仰 今回の展示最終章「『アヴァン＝ギャルド』の向かう先―美術と国家、美術と宗教」は第二次大戦後、芸術家たちが、改めて、既存宗教や社会思想と向き合う姿を伝える。ピカソが描いたハトは共産党の国際平和会議のポスターに採用され、、その後の平和のシンボルとなった。 ルオーのように、キリスト像を多く描いた作家もいる。道端で人々に寄り添うキリストと、奥まった聖なる場所を示す絵画だ。 ジョルジュ・ルオー《秋の夜景》1952年｜パナソニック汐留美術館 平面的な複製では分からないが、ルオーの絵画は間近で見ると、複雑な凹凸、手仕事の凄みを感じさせる。 日本画を専門とする現代美術家で、神学エッセイも多く書く米国人のマコト・フジムラ（かつてティモシー・ケラーと共に活動した）は、この10月に出版した『Art Is: A Journey into the Light』（アートとは 光への旅路）※16でこう言う。 「芸術作品は、私たちが混乱した『光と影のアンサンブル』からより深い意味の領域へと、どのように移行していくのかを辿る手段となるかもしれません。芸術制作は、まるでアーティストの『内なる目』が感覚入力と身体感覚の知識の軌跡を辿ることができるかのように、意識的な自己発見のプロセス」（私訳）だと。 芸術作品の光の追求は、現代社会を支配するものに気づかせる。「私たちも光を求めるとき、より速く、一見容易な道があります。蛾のようにネオンの光に引き寄せられ、一瞬だけ残る色彩の閃光や光の炎に惹きつけられるかもしれません。ソーシャルメディアはこうした斬新な閃光に頼って私たちの注意を引き、焦点を狭め、感覚体験を断片化させてしまいます。『内なる目』を露わにし、開かせる永遠の光があります。伝統的な典礼では、『永遠の光』（ルクス・アエテルナ）を用いて、過ぎた旅路を思い起こ」すというのだ。 啓蒙のプロセスの中で「宗教に代えて芸術を社会の典礼・祭式となし、美術館、つまり美術のミュージアムを教会に代わる新しい『神殿』に組織したのは近代国家であり、その理論的支柱となったのが『政教分離』の思想であった」（『芸術崇拝の思想－政教分離とヨーロッパの新しい神－』※17）と言う。 分離は悲しく思えるが分断ではない。むしろ安易な融合・癒着を離れ、誰もが参加可能な公共の場において、かつて教会がもっていた「聖性」の一部を体験、共有することが出来る。 日常と少し離れた美術館は、敷居が高く感じるかもしれないが、むしろ日常の「ネオン」、目まぐるしくポップアップが介入するディスプレイを離れ、歴史に耐えた実物たちと出会い、現代にも輝く「聖性」を再確認するひとときとなるだろう。 本記事で紹介した作品やテーマはほんの一部だ。ドラクロワ、ミレーからルオー、ピカソまで、フランスの有名作家や知られざる作家の美術を一堂に集め、宗教、社会、美術の関係を深く理解できる展示となっている。 11月23日には、宗教美術研究者の金沢百枝氏（多摩美術大学教授）やライシテ研究者の伊達聖伸氏（東京大学大学院教授）らを交えたシンポジウムも開催予定だ。 【ライシテ展チケット（宇都宮美術館）を3名様にプレゼント】 Eメールcs-edit@wlpm.or.jpで、「クリスチャン新聞編集部」あてにタイトル「ライシテ展応募」を明記の上①名前②住所③ライシテ展記事の感想をそえ、11月17日月曜日締め切りでお送りください。当選は発送を以ての発表になります。（11月20日ごろ到着見込み） 関連記事 https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/article-rgaeputar07ze8s3/ 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2025年10月28日

「よそ者（nokri）」でなく友人として　バックホルツ美穂（東京ライフチャーチ共同主任牧師、日本ローザンヌ委員会委員長）　「異質」なものとどう向き合う？：排外主義　３人に聞く①

【鑑賞と考察※チケット特典11/17まで】ライシテ展で考える宗教と政治と美術

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