日本福音ルーテル教会九州地区では熊本市に5つの教会ほか、学校、社会福祉法人、幼稚園・保育園を有している。震災直後から益城町にある社会福祉法人キリスト教児童福祉会 広安愛児園・こどもL.E.C.センターは、敷地内の体育館を避難所として開放し、最大250人を受け入れた。避難所などが閉鎖・集約される中、5月末時点で、28人が避難。
日本福音ルーテル教会九州教区救援対策本部は、同園を拠点として、NPOわかちあいプロジェクトと連携し支援活動を行っている。益城の自治会長などからニーズを聞き取り、がれき撤去などを支援。同救援対策本部長の岩切雄太牧師(八幡教会)は「大きな活動はできないが、出会った関係を大切にしつつ少しでもお手伝いできることをしていきたい。最後に残るのは震災弱者と言われる人たち。限られたことしかできないが寄り添っていきたい」と述べた。対策本部は「できたしこルーテル」という名前で活動している。「できたしこ」とは熊本弁で『できるだけ』の意味だ。また、それぞれの教会と連携した支援も行っている。健軍教会(小泉基牧師)は近隣の泉川小学校で定期的に炊き出し。大江教会(立野泰三牧師)は、教会堂を開放してのカフェ、また臨床宗教師のネットワークを通した、炊き出し、カフェ支援などの活動。室園教会(西川晶子牧師)は近隣の済々黌高校の避難所支援などをした。
幼稚園、保育園については、東日本大震災の経験があるNGOチャイルド・ファンド・ジャパンの協力を得て、子どものケアのプログラムを実施した。母子のケアとともに、保育士向けの子どものケアのための研修会も準備している。
