12月3日~6日に九州キリスト災害支援センターによるクリスマスケーキプロジェクトが行われました。
熊本地震から8か月が経とうとしています。地震の影響により建物を失った被災者の方々は、10月からやっと仮設団地の住居に移り住むことができました。 しかし、贅沢は言えないとはいえ、震災前の生活と比べると様々な不自由があります。さらに、震災によって多くのものを失った人々の心の傷は深く、簡単に癒されるものではありません。被災者の方々の心は、なかなか明けることのない夜のようです。
今回のプロジェクトは、この困難の多かった1年だからこそ、その暗闇の中で光る星のように心の中に愛の光が灯るクリスマスになってほしいとの願いを込めて進められました。

1か月前より木山・テクノ・広崎・津森・安永・馬水の6仮設団地千6世帯を訪問し、プロジェクト内容とクリスマスケーキの申し込みの告知をし、希望された748世帯にもれなく820個のクリスマスケーキを届けました。 また、東北震災の被災教会である保守バプ・福島第一聖書バプテスト教会より献品されたクリスマスカードには、熊本市内の教会信徒による励ましのメッセージが添えられていました。そして、住民の人々の心に少しでも寄り添えるように、ケーキを渡すだけではなく、訪問の際に、現在の状況や困っていることなどに耳を傾けていきました。
夜の仮設集会場におけるキャロリングでは、多くの住民の方々が集まり、茨木ロータリークラブ寄贈のクリスマスツリーを囲んで一緒にクリスマスキャロルを歌ったり、ゲームをすることで、みんなで一体となる姿がありました。特に、子どもたちの楽しそうな歌声と笑顔がありました。自治会長の中には、クリスマスキャロルに感動され、キリスト教についてもっと知ってみたくなったとの嬉しい反応もありました。
今回のプロジェクトにおいては、呼びかけに応じて、九州、特に熊本市内の教会関係のボランティアが270人以上参加し、同じ熊本に住んでいる隣人同志が互いに助け合う美しい姿がありました。ボランティアの中には、以前、益城町に住んでいた方もおり、ケーキ配布中に、仮設団地に住んでいる知人との涙の再会がありました。 今後、このような隣人愛の行いが、更に活発になることが期待されています。(レポート・門野肇=熊本いずみ教会牧師)

