
「なぜ礼拝は平和をつくる上で大切なのか」。
原爆投下80年の8月9日、平和記念礼拝(長崎キリスト教協議会主催)が、長崎市横尾の長崎学院 長崎外語大学チャペルで開催された。80年の節目の年は、世代を超え青年たちと共に礼拝を捧げることに重点を置いて行われ、当日は120人以上が参加した。

最初に聖公会聖歌集422番「長崎の空は」を賛美した後、門田純氏(ナザレン長崎教会牧師)が、「平和を実現する人々は幸いである」(マタイ5・9、新共同訳)の個所からメッセージ。「イエス・キリストは『平和を実現する人は幸い』と教えた。ただ平和を主張するだけでは不十分。平和を実現する人にならなければならない。では、どういう人が平和を実現することができるか。力がある人か。神は力のある人を用いられるのではない。自分が正しく、他の人よりも優れていると思っている人でもない。神の前に自分が罪人であり、小さく弱い人間であることを認めた人だ」
「私たちは2,000年以上、福音を、キリストの平和をつないできた。今日は世代を超えて礼拝を持っている。一緒に平和を実現する者になろう。疑いや憎しみでなく、信頼と祈りをつないでいこう」と語りかけた。

続いて、バンド演奏した活水高等学校&南山高等学校、TWR(トランス・ワールド・ラジオ)からの派遣で賛美奉仕したMinistry 99 SHOMA & Jolly Polly、特別賛美のシンガーソングライターJ.Rioが出演した。
森島豊氏(青山学院大学宗教主任)は、コリント信徒への手紙12章21~27節から「愛と平和が分かる場所」と題してメッセージ。「なぜ礼拝は平和をつくる上で大切なのか。礼拝とは、神の御前に立つこと・・・
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