岩村昇氏慕いネパール通う 中島淳さん出版記念会『平和を取り戻そう 出会い、学び、語った』

10月5日、日本基督教団大津教会(滋賀県)を会場に中島淳(なかしま・じゅん)さんの本『平和を取り戻そう 出会い、学び、語った』の出版記念会が行われました。去年の7月15日に73歳で天に召された中島さんは、長崎生まれの5代目の切支丹の末裔(まつえい)でした。

そんな中島さんがプロテスタントの同志社大学神学部に学び、若き日に岩村昇(ネパールで結核患者の治療にあたった)の薫陶を受け、ネパールに通い続け、1979年より日本基督教団京都教区のネパールワークキャンプの世話役をライフワークとされていました。

滋賀県近江八幡市にあるヴォーリズ学園近江兄弟社高校の聖書科教師として平和の問題を課題とし続けた人でした。また、母方のルーツが沖縄にあり、復帰前の沖縄を旅したことや幼い子どもを連れて家族でネパールのチャングリン村に住んだ体験などが、本書にはつづられています。

本書成立の発起人である小栁伸顕さん(教団隠退教師)は挨拶に立たれ、超教派で平和を求めた中島さんの実践のようなものが検証される神学の必要性を訴えておられました。伴侶の中島順子さんは、雨の中参加された30名を超えるお一人お一人に声をかけ、思い出を語り合っておられた姿が印象的でした。

発起人小栁伸顕さん
中島淳さんの写真を手にする中島順子さん 

124頁、ネパールでの生活記録や礼拝で語ったメッセージも再録された本書には、パレスチナやウクライナのことにも言及されていて、常に平和を希求し続けた中島淳さんの本気を感じる貴重な一冊となっています。頒価1000円

本書購入希望者は郵便番号・住所・名前・電話、希望冊数を明記して次のところまでメールをください。ohmi.heian.church@gmail@com 鳥井新平(近江平安教会)

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