「世界最大の好戦国アメリカの戦争責任が問われないのはなぜか?」。野寺博文氏(同盟基督・赤羽聖書教会牧師)は問題提起した。「第32回信州夏期宣教講座」(同実行委員会主催)が8月18、19日、長野県上田市鹿教湯温泉の鹿乃屋旅館で開かれた。テーマは「戦後80年、私に何が関係ある?」。初日の講演Iでは、野寺氏が「『戦争と教会』〜現代における戦争と教会の責任を考える」と題して講演した。

講演では、日米開戦から今日に至るまでのアメリカの戦争の歴史を概観し、その戦争にアメリカの教会がどう関わってきたのかを紹介した。
(次ページで、アメリカの軍事介入の概観、構造、教会のかかわりと平和の可能性、など、約2650字)
