大阪でも開始「オレンジゴスペル」

ゴスペル音楽を通してDV撲滅を訴える活動「ORANGE GOSPEL(オレンジゴスペル)」が、今年7月大阪でスタートした。オレンジゴスペルはニューヨーク在住のゴスペル音楽プロデューサー打木希瑤子さんが、自身の虐待被害体験を元に2011年に活動を開始したもの。毎年日本でも全国ツアーを行い「合唱のように子育てはみんなで!」「日本のおせっかい文化を復活させよう!」と、各地で虐待防止を訴えてきた。
こうした、成長を見守り助け合える社会を築いていこうという呼びかけに、大阪こそこの働きが必要だと立ち上がったのが、大阪市の教会J-Houseの教会員でゴスペルシンガー・ディレクターの久野久美子さんだ。大阪は経済格差が大きく、児童相談所への児童虐待通告件数は全国トップだ。

久野久美子さん

久野さんは「音楽と社会貢献がセットになったこれまでにない活動です。ゴスペルを楽しみ、励まし合いながら、地域や全国にオレンジゴスペルの活動を呼びかけていきたい」と、熱を込める。大阪発の企画として、10月30日に「オレンジゴスペル Don’t Give Up 大阪クワイア」コンサートを、大阪府高槻市の安満遺跡公園で開く。
現在クワイア参加者を募集している。子どもでも親子でも参加できる。練習は8月20日クロスパル高槻、9月3日高槻市生涯学習センター、10月22日クロスパル高槻。いずれも午前10時半〜12時。問い合わせはmail:kumikohisano@gmail.com

クリスチャン新聞web版掲載記事)