「美容室に行けない人に愛と美を」訪問美容の“旅する美容師”
美容室に行けない人に愛と美を届けます 9月から訪問美容開始 小松恵子さん
訪問美容とは、病気や障がいや高齢で美容室に行けない人や、介護や育児で時間が取れない人の元に行って、シャンプー、カット、パーマ、ヘアカラーなど、出張で施術するというもの。まさに〝旅する美容師〟だ。
兵庫県姫路市の牧師家庭で育った。姉の友人の美容師の姿に憧れてその道に。お客に喜ばれ、上司に認められる腕前になったが、スランプに陥ったときに支えてくれた牧師との出会いをきっかけに生駒聖書学院への入学を決めた。卒業後に両親の教会で伝道師として奉仕する中、美容師の腕を活かした伝道を模索した。
「どんな人も神様が与えられた美しさを持っている。神様を知ることで自分自身を解放して本来の美しさに気づくことができたら、見た目だけではなく、内面の美しさも引き出される。そして、クリスチャンも美しくなってほしい。姿かたちだけでなく、しぐさやたたずまいの美しさは人をひきつけます。美しいものを見たら、誰でもうれしくなる。そのお手伝いが出来たらと思うのです」
さらに「福祉に美しさを当てていきたい」と願っている。障がいや高齢者福祉では、美容は後回しになる。誰でも、年を取っていても、髪を整えたり、きれいにしてもらったら元気になる。福祉の現場に美容師が入っていくことの意義を感じている。問い合わせは℡050・3696・1094。
(クリスチャン新聞web版掲載記事)