ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が9月11日、12日に編集部あて寄せられた。一部編集して掲載する。

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9月11日
ここ数日、ウクライナ東部でウクライナ軍が大きく前進し、複数の町々や村々を奪還しているというニュースがあり、勇気づけられていますが、まだ予断を許しません。引き続き毎日数多くの負傷兵がヘルソン・ニコライエフの激戦地からオデッサの病院に運び込まれています。どうか1日も早く侵攻が止まり、ロシア軍が撤退し、早く戦闘が終わるように、続けてお祈りください。

9月12日
いつもお祈りに感謝しています。ウクライナ軍は東部ハルキウ方面で予想を超える速さで大きな前進を遂げており、広大な面積の占領地を解放することができていると発表されています。特にロシア軍がドンバス全域を制圧しようとする上で占領軍への補給のために重要な要衝であったイジュームをウクライナ軍が奪還できたことは非常に大きな戦果でした。
南のヘルソン方面でもウクライナ軍は徐々にロシア軍への攻勢を強め、押し返せているようです。
しかし、ロシア軍も報復として一般市民に対するミサイル攻撃を強めています。東部では、発電所などへの破壊攻撃があり、一般市民が冬を越すことが困難となる状況を作り出そうとしています。南ではニコライエフ市街へのミサイル攻撃が続いており、一般の住宅地が破壊されています。また、引き続き数多くの負傷兵がオデッサの病院に日々運び込まれています。どうか、ロシア軍が一般市民への攻撃を止めるように、そして速やかに占領地から撤退し、これ以上、ウクライナ人一般市民、ウクライナ人兵士、ロシア人兵士の死傷者が増えることがないように、早くウクライナの町々、村々に平和が戻り、壊されたものの本格的な回復、復興が始まっていくように、ぜひ、続けてお祈りください。

船越真人・美貴