本郷台駅前のフェスティバル会場にあふれる人々

「横浜に住むウクライナ避難民を知ろう。なかよくなろう。はげまそう」をテーマに、「ウクライナともだちフェスティバル本郷台」が9月17日、神奈川県横浜市栄区の本郷台駅前広場で開かれた。主催はUkraine To Japan Yokohamaと一般財団法人オアシス。協賛にハンガーゼロ、横浜本牧ウクライナ難民支援会などが名を連ねる。

当日は、ボルシチ、ウクライナ風ソーセージなどのウクライナ料理、ウクライナ避難民が作った手芸品、バザー、ゲームコーナー、ウクライナの現状を撮影した写真の展示コーナーなどのブースが立ち並ぶ。手芸品コーナーには、ウクライナ避難民が訪れた地域住民と交流をする光景も見られた。またステージではゴスペルシンガーの大和田広美、ヒューゴ&シンが歌を披露。ウクライナクイズタイムの時間もあった。

手芸品を売るブースで。ウクライナ人と地域住民が交流

7月中旬に来日したというオデーサ出身のクリスティーナさんは、「日本に来る前から日本の文化に興味を持っていた。オデーサの姉妹都市でもある横浜が大変気に入った。このイベントは、日本人とウクライナ人が知り合って、共通の言語を見出す機会だと思っている。私たちのことをいつも気にかけ、支援してくれて感謝している」、8月末に来日したばかりのハリコフ出身のオルガさんは「日本には良い印象しかない。今回、私たちのために日本の方々がこのイベントを催してくださったことに感謝している。大学で建築学を学んだので、今後、日本語を学んで日本で就職したい」と語った。

フェスティバルに参加したウクライナの人たち

本郷台キリスト教会伝道師で、ハンガーゼロボランティアスタッフとしてポーランドに渡った月井サムエルさんは、「日本に戻ってからも、日本にいるウクライナ人のために何かしたいと、教会と地域の人たちと協力し、こういうフェスティバルを開かせてもらった。横浜には100人以上のウクライナ避難民がいるが、地域の人たちにはウクライナの人たちを身近に感じてもらい、ウクライナの人たちは、日本人が応援しているんだと感じてもらえたらうれしい」と語った。(詳細は本紙で)

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