【新連載 私たちと熊本地震】礼拝の場所を失った私たちでしたが・・・①熊本東聖書キリスト教会 

2016 年4月14、16日と相次いだ大きな揺れを中心とする通称「熊本地震」は、熊本 県、大分県で、教会をふくめ大きな被害を与えた。一方、教会関係による災害支援協 力が熊本地震以降いっそう進んだという側面もあった。 まずは熊本にある教会を中心に、震災当時の状況、その後の歩みを振り返るととも に、いつどこでも起こりうる災害への備え、地域におかれた教会、キリスト教を土台 とした団体の在り方を考えたい。

礼拝の場所を失った私たちでしたが・・・
 「神様の最善」があることを学ばされました

日本バイブルプロテスタント基督教会 熊本東聖書キリスト教会

 2016年の熊本地震から今年で早くも10年がたとうとしています。今、あらためて振り返ると「災害」という、人の目には悲しみや恐れ、不安としか映らない出来事さえも、神様は私たちの想像を超えた方法で、ご自身の愛を伝える手段として豊かに用いられるお方であると確信しています。この熊本地震を通して働かれた神様の素晴らしい御業を、クリスチャン新聞を通して分かち合わせていただける機会が与えられたことを心から感謝しています。


 熊本東聖書キリスト教会は200年、私の父(豊世武士)が郷里伝道のため、熊本県益城町に自宅の一室を礼拝堂としてスタートしました。約30人ほどが集うアットホームな雰囲気の小さな教会です。ここで私自身の地震の体験を証ししたいと思います。


 2016年4月14日午後9時26分。突然、床を突き上げるような激しい揺れが襲いました。この地震で、礼拝をしていた自宅は真っ二つに割れてしまいました。両親は奇跡的に無傷で脱出できましたが、私は倒壊した天井とドアに挟まれ、身動きの取れない状態に陥りました。


 そんな命の危険に直面した時、詩篇23篇4節の御言葉を通して、主の臨在を強く感じる出来事がありました。日曜学校で覚えたその御言葉は、普段は心に響かなくても、その瞬間力強く語りかけてくれたのです。実は当時の私は、神様に背を向けた信仰生活を送っていました。しかしこの経験は私にとって大きな衝撃でした。神様は常に共におられ、聖書の御言葉こそが生きる支えであることを痛感させられました。神様は自分の力で歩んでいると思っていた私を、本来歩むべき道へと立ち返らせてくださったのです。

2016年地震で倒壊した教会堂の前で最後の主日礼拝


 地震によって礼拝の場所を失った私たちでしたが、何も持っていない私たちのもとに、思いもよらない多くの方々から祈りと支援、励ましが届けられました・・・

(次ページ[下部ボタンにつづき]で、教会のその後、現在、伝えたいメッセージ)

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