露のききょうさんは創作の福音落語で会場を沸かせた

落語家の故・二代目露の五郎兵衛氏が切り拓いた福音落語を継ぎ、2001年から高座で福音を語ってきた落語家で女優の露のききょうさん。音楽活動25年、歌とトークで福音を伝えるおしゃべり賛美家で藤井寺キリスト教会正教師の菅原早樹さん。この、露の五郎兵衛氏の娘として伝道の遺志を継いできた双子の姉妹が今年還暦を迎え、さらなる前進を期して、10月15日に大阪市中央区の大阪クリスチャンセンターで記念公演「賛美とゴスペル落語の会」を開催した。共演は、趣味は聖書研究という落語家の桂珍念さん、ヴァイオリニストの西村泳子さん、トロンボーン奏者の亀井玲司さん、ピアニストのmunemuneさん。
25周年記念アルバム『In His Time』を製作中の菅原さんは、収録曲から「御手の中で」、コロナ禍で生まれたオリジナルの「すべてに時がある」などを賛美。ききょうさんは古典落語から「延陽伯」、列王記3章のソロモン王の裁きから創作した福音落語を語って会場を沸かせた。音楽と落語の心地よいコラボが、コロナ禍に疲れた人々の心を癒やすひと時となった。

クリスチャン新聞web版掲載記事)