【訃報】視覚障害者伝道に尽力 影山範文氏が逝去

視覚障害者伝道、牧師として尽力してきた影山範文(かげやま・のりふみ)氏が、6月21日に神奈川県伊勢原市の病院で逝去した。81歳。告別式は、6月23日に日本福音キリスト教会連合宣教教会で、執り行われた。喪主は妻の桂子(けいこ)氏、司式は同教会牧師の児玉武志(こだま・たけし)氏。

1945年鳥取生まれ。生後一年半で失明した。小学校6年生の時に初めて教会に行き、中学2年で受洗。高校3年時に、牧師になる決心をし、東京基督教大学の前身の日本クリスチャンカレッジに進学。卒業後、69年に太平洋放送協会(PBA)に勤務。72年には、PBAの視覚障害者向けテープ雑誌「めぐみの声」にかかわった。同雑誌の

リスナー交流会を母体にした「関西盲人宣教会」が誕生。75年には、聖書信仰に立つ全国的な連絡組織「日本視力障害者福音伝道協力会」の立ち上げにもかかわった。『聖書 新改訳』や信仰書などを点訳したいのちのことば社福音点字情報センターでも、協力委員会委員長として支えた。

85年にPBAを退職し、伊勢原市で、体と心に痛みを持つ人への伝道を目的とした月刊テープ雑誌「オアシス」を発行するオアシス福音センターを設立し、以後30年働きを継続する。その間、92年には自宅で開拓伝道を始め、愛のキリスト教会を設立した(2004年に日本同盟基督教団に加盟)。06年に会堂を建設。18年に後継牧師を迎えて、引退した。

視覚障害者伝道とともに尽力したのは中学生伝道。CSK(中学生聖書クラブ協力会)のキャンプには毎年のように参加し働きを支えた。家族は、妻の桂子氏と長男長女。範文氏は、一年半ほど前から、入退院を繰り返していた。

告別式では、範文氏が好んだⅡコリント12章9、10節から説教。また範文氏自身が葬儀の司式でよく用いていた讃美歌370番が歌われた。共著に『あなたの小さなやさしさを』(いのちのことば社)。

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