【熊本地震から 1 か月】災害時に最も弱い立場に置かれやすい子どもたちへ――日常を取り戻すために

 7月28日に発生した熊本地震から1か月を迎え、世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:中島みぎわ/以下、WVJ)が、これまでの支援を報告した。

 ワールド・ビジョン・ジャパンは7月30日からスタッフを現地に派遣。

 美里町、嘉島町、宇城市内のコミュニティーセンターや公的施設、小学校などでは、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりの支援を続けてきた。今も余震が続く中で日常と異なる環境に置かれている子どもたちにとって、心身の回復を図るうえで、「あそび」は欠かせない。 

 美里町では、国立青少年教育振興機構の「派遣キャラバン隊」や、「厚真けん玉クラブ」(遠隔サポート:NPO法人ezorock)の協力を得て、子どもたちが楽しめる遊びやレクリエーションを実施。 

 嘉島町では、熊本県フットボールセンターCOSMOSで、「嘉島湧く湧く元気クラブ」主催の子どもの居場所の立ち上げと運営を支援。8月9日には、日本サッカー協会から日本サッカー協会防災・復興支援部会長で元サッカー日本代表の永島昭浩さんが訪れ、子どもたちに笑顔と歓声が広がった。 

 宇城市においても、小学校主催の子どもの居場所の立ち上げと運営を支援。8月19日にはフリーアナウンサーの村上美香さんが訪れ、豊かな表現と身振りを交えながらの絵本の読み聞かせを実施した。

けん玉講習を楽しむ子どもたち

 学校の再開も、子どもたちが学びと日常を取り戻していくための大切な一歩だ。これまでも学童クラブや保育園の再開支援を続けてきたワールド・ビジョン・ジャパン。教育機関が新学期を迎えるにあたっても、学校備品や資材、簡易給食の支援など、行政や企業との連携のもと進めてきた。

 一つひとつの活動や出会いがまた次の活動へとつながり、支援の輪が広がり続けた1か月間。

 「今後も、災害時に最も弱い立場に置かれやすい子どもたちを軸とし、多くの方々とのつながりを力に、必要な支援を届けていきたい」と語った。

企業との連携により、放課後等デイサービスに設置されたエアコン付きテント

 発災直後から現地で活動してきた高橋スタッフによる活動報告・これからの支援に向けての動画はこちら

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