中山有太氏の率いるワーシップチームが賛美リード

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オープニングは力強い和太鼓の演奏から。ゴスペルトレーナー岩切詩子が指導する宮崎ゴスペルチーム「One Voice」、宮崎にある二つの教会の小中学生からなる賛美チーム「M-Seed」が、ゴスペルとワーシップダンスを披露した。
合間に、宮崎市内にある教会に通う信徒の証しが、映像から、また舞台から届けられた。舞台からは、信仰により、引きこもり、自殺願望、うつからの解放を体験した増田愛さんが証しした。「若い頃に受けた神経の傷の後遺症、生まれつき発達障害があり、毎日できないことがたくさんある。心も身体も苦しく、これ以上みんなに迷惑をかけて生きられないと思った。そんな時、義理の母が話してくれたイエス様のことを思い出し、『イエス様、助けて』と言った。そうしたら『私だけを見上げなさい』と。なぜかホッとし、ぐっすり眠れた。イエス様は、いつも『大丈夫だよ、助けるよ』と言ってくださる方であることを、忘れないでほしい」と語りかけた。

和太鼓の演奏

映像からは、ヤクザの組長の息子として生まれたという内田耕一さんが、「信じようと決断した時、自然と心が軽くなった。一人ぼっちだった人生から、たくさんの家族と言える人たちと出会えた。神様の愛は決して私を、あなたを見放さない。多くの若い人たちに、このイエス様のことを伝えたい」と証しした。
続いて、中山有太氏(シャインチャーチ牧師)ワーシップチームのリードで、会場全体が賛美に包まれた。会衆も一斉に立ち上がり、「詩篇100篇」「わが喜びの理由」「なんと素晴らしい」を一緒に賛美。「あなたの変わらない愛、眼差しが今も注がれている。どうか語ってください。信仰を強め、建て上げてください」と語りかけた。

大田裕作氏

大田裕作氏(アンテオケ宣教会総主事、関西聖書学院顧問)はヨハネの福音書8章の「姦淫の女」の個所からメッセージ。「イエス様は女に対し、『わたしもあなたを罪に定めない』(11節)と言われた。21歳の時に聖書を読んでいて、この御言葉が心に響いた。警告の言葉でなく解放の言葉で、新しい人生を生きていけるというメッセージだった」
「イエス様は十字架ですべての罪の杯を飲み干してくれた。人は一度死ぬことと、さばきを受けることが定まっている。この方を信じるか信じないかは自由だが、あなたが決めた結果は変えられなない。イエスと言えば永遠のいのち、ノーと拒むなら、神の恵みの届かない苦しみの場所で永遠を過ごすことになる。どうか、人生に一回だけの決断を今してほしい」と、信仰に招いた。
当日は、626人が参加。70人が献身を表明した。

2022年11月27日号掲載記事)