唄野隆氏逝去 信仰、仕事、結婚幅広く講演、著作活動
大阪府立大学名誉教授で、キリスト者学生会(KGK)協力主事として、仕事、結婚などのテーマを幅広く講演、書籍出版してきた唄野隆(ばいの・たかし)氏が 11 月29日に緊急搬送された大阪府堺市の病院で大動脈解離のため逝去した。91 歳。葬儀は 12 月3日、同市の単立・堺大浜キリスト教会で同教会牧師の中谷建晴氏の司式で行われた。喪主は妻の絢子氏。
1931 年、 シンガポールで生まれ。帰国後は堺市で暮らす。51 年 8 月、 神戸大学 2 年のとき、初めて参加した KGK の第 4 回夏期学校で嶌田二雄牧師の勧めによって信仰をもつ。学内での伝道活動のほか、自宅で日曜学校を始めた。卒業後は桃山学院大学、神戸市外国語大学、大阪府立大学、羽衣大学に勤務し、大阪府立大学経済学部教授が長く、定年後、同大学名誉教授。
72 年、 日曜学校の卒業生らと家の教会を設立し、後に堺大浜キリスト教会となる。仕事の意味、結婚・夫婦関係の成熟、主の前の静まり、などのテーマでの講演会やセミナーを日本各地、アジアで奉仕した。87~95 年まで世界の学生運動の協力機関 IFES(国際福音主義学生交友会) 東アジア地区代表実行委員を務めた。2022 年 11 月 7 日、福音功労賞受賞。 著書は『現代に生きる信仰』(すぐ書房)、『主に仕える経済ライフ』、『聖書に見る結婚・夫婦・家庭』 『デイリークリスチャンン・ライフ』 『夫婦の成熟を求めて』(以上いのちのことば社)『今日の聖書』一日一章新約(イーグレープ)『出会いの神秘』(一粒社)など。
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