日本ルーテル神学校名誉教授で、ルター研究者の徳善義和(とくぜんよしかず)氏が1月3日、老衰のため亡くなった。90歳。1月7日に日本福音ルーテル市ヶ谷教会にて同教会牧師の浅野直樹氏の司式により、近親者で葬儀をおこなった。喪主は長男の新也氏。遺族の意向で「御花料、弔電は謹んで辞退したい」としている。

1932年東京生れ。15歳の高校生のときキリスト教と出会う。東京大学教養学部在学中の19歳のときルーテル東京教会にて本田伝喜牧師より受洗。同大学工学部を卒業するとすぐに日本ルーテル神学校に入学。同時に立教大学大学院でも神学を学んだ。57年に卒業するとルーテル千葉教会にて伝道師として働き、その後60年28歳のとき按手を受ける。

ドイツ・ハンブルグ大学でルター研究をしたのち、64年から日本ルーテル神学大学で講師になりその後助教授、教授として神学を教える。92年アメリカのワルトブルク神学校より神学博士(名誉)を授与。98年から2002年に日本ルーテル神学校長。この間、国内の多くの大学や海外各地でも客員教授として教えた。

大学で教鞭を執る傍ら都内の大岡山教会、田園調布教会、武蔵野教会で牧師を兼任。そのほか、日本基督教学会理事、学会誌「日本の神学」編集委員長、ルーテルとローマ・カトリック国際神学対話委員会委員、ヴィッテンベルクのルターセンターで国際研究員を歴任。

「ルター著作集」(第一集と第二集)、「ローマ書講義」(2巻)、「ガラテヤ大講解」(2巻)などルター著作の翻訳多数。また「マルティン・ルター ことばに生きた改革者」(岩波新書)、「「キリスト者の自由」全訳と注解」、「マルティン・ルター 生涯と信仰」(いずれも教文館)などの著作がある。

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