KGK、集会室大規模改装 広さ2倍に これからの学生宣教みすえ リニューアル
KGK(キリスト者学生会)は、お茶の水クリスチャン・センター(OCC)ビルに置く学生集会室を大規模改装し、「学生ホール」と命名。4月24日には、月例の「お茶の水ブロック祈祷会」が、初めて新ホールで開かれ、新入生をはじめ多くの学生が集まった。【間島献一】
KGKはOCCビルに、集会室と全国事務所・関東地区事務所を置いている。従来はいずれも3階にあり、集会室と事務所は扉一枚へだてた隣室だった。学生と主事との親しい距離感が表れていたものの、設備としては不便があった。主事らは学生のための改良を祈り求めてきた。
2022年12月に、事務所のみ3階から4階へ移転。二つの区画を使用し、やや広くなった。
それにより空いた旧事務所区画を旧集会室と統合すると、100平米を超える大空間に生まれ変わり、従来の約2倍の広さの集会室として、2月に完成した。
新集会室は「学生ホール」と命名された。ネットによる配信設備を常設とし、これからの学生宣教の必要に応えた。事務宣教局長の高木雄基氏は、「より多くの学生が交わりを持って欲しい。思う存分使って欲しい」と、学生主体の理念をふまえコメントした。
新年度の活動 新設備で開始 新入生ら歓迎
「お茶風呂」(関東地区お茶の水ブロックの愛称)は4月24日、今年度第1回目のブロック祈祷会を開催した。これまで、オンライン、オンラインと対面のハイブリッド、と徐々に活動制限を緩和、昨年は対面での開催に戻った。しかし、最大約50人にもなる参加者は旧集会室に入りきらず、コロナ禍以前から別施設を借りての開催が10年ほど続いていた。それが今回、自前の施設での開催に戻った形だ。
中央大学二年生の菅谷基樹さんは、「この学生ホールでは、お互いの距離が近く、充実したコミュニケーションができる。音響機材の増強や、配信機材の常設化で、奉仕者の負担が減って便利になった。今後は、ブロック祈祷会だけでなく聖研もしたい。学内活動にも使えたらうれしい」と今後の希望を語った。
お茶の水ブロック主事の小林悠(はるか)氏も、「ブロック内の活動にとどまらず、70人規模の大きな集会も」と期待を寄せる。
集会では、留学生宣教責任主事の島田祐也氏が、ペテロの手紙第一2章2〜3節からメッセージ。
「キリストの慈しみ深さを、KGKの交わりの中で、共に味わってゆこう。学生生活は忙しいが、時間をかけるほど味わいは深くなる。他の魅力的な味よりも、キリストの味を選び取ろう」と、新年度を迎えた学生を励ました。
(2023年05月07日号 02面掲載記事)
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