国際NGOオペレーション・ブレッシング・ジャパン(事務局:宮城県仙台市、以下OBJ)は、急激な物価高騰や頻発する自然災害などの社会変動に対応するべく、企業や法人、地域団体と連携したフードドライブプロジェクト「ブルーボックスアクション」を実施する。

プロジェクトに協力してくれた原町聖書教会のメンバー

フードドライブとは、家庭にある余剰食品を持ち寄り、食品を必要としている地域のフードバンクなどの生活困窮者支援団体、子ども食堂等に寄付する活動のことで、食品ロスを削減できるだけでなく、集まった食料品を支援が必要な人々へ届けられ、誰もが手軽に参加できる社会貢献活動として注目されている。
OBJは現在、フードバンクや炊き出しによる生活困窮者支援、緊急災害支援活動に取り組んでいる。ブルーボックスアクションでは、協力してもらえる人に同団体の箱(ブルーボックス)を送付し、そこに家庭や職場で余った食料品を集め、いっぱいになったら同団体に送り返してもらう仕組みとなっており、誰でもすぐに社会貢献活動に参加できる。

食料品が詰まったブルーボックス

宮城県の仙台新生キリスト教会を皮切りに、静岡県の焼津グレイスチャペル、神田川キリスト教会、城山キリスト教会、富士宮栄光キリスト教会、福島県の単立・原町聖書教会がすでに同プロジェクトに参加している。「特に静岡県の方は熱海土石流災害以降、OBJが復興コミュニティー支援を続けてきたが、『自分たちの教会でも災害に備えたアクションを起こしたい』と、賛同してくれた県内の教会が積極的にフードドライブに参加しておられる。雨の多い時期に入り、全国各地で水害・地震も多発しているので、全国の教会・企業と連携した支援ネットワークを拡大していきたい」と担当者は語る。
寄贈を求める食料品は、⑴レトルト食品・缶詰・カップ麺・アルファ米・個包装のお菓子など、⑵飲料水・野菜ジュースなどの飲料物、⑶果物などの缶詰。食料品は賞味期限が1か月以上あり未開封のもの。
申し込みは以下の特設ページURL https://objapan.org/bluebox-action2023/から。期限は8月31日まで。問い合わせはTel080・6042・1566、Eメールmegumi.hirai@objapan.org、担当・平井恵まで。