日本基督教団は毎年7月の第二週を「部落解放祈りの日」と定めて、そのことにふさわしい礼拝を行っている。これは、1975年7月14日から15日まで行われていた常議員会で、部落差別問題特別委員会の設置を決議。教団としての部落解放の働きを正式に開始したことを覚えるためである。

それら各教会や伝道所での取り組みとは別に、日本基督教団部落解放センターが主催する「部落解放センター祈りの日礼拝」が7月20日午後6時半より、日本基督教団大阪福島教会を会場として行われた。対面とzoom両方の参加者、あわせて30名ほどが部落差別解放に祈りをあわせることができた。

足立こずえ氏(活動委員長・広島主城教会牧師)が司会し、大阪福島教会の森田喜之牧師が「自分の差別を告白する」と題して、ヤコブの手紙2章1‐13節をひきながら説教をされた。金愛氏(活動委員・大阪大道教会)の奏でるオルガンによる賛美「気づかせてください」(讃美歌21-444番)が参加者の心に染み入る集会となった。(レポート・鳥井新平=日本基督教団近江平安教会牧師)