イスラエル大規模攻撃受け ユダヤ人伝道団体「緊急祈祷会」開催
10月7日、イスラエル南部ガザ地域から、イスラム組織ハマスによる軍事作戦で5千発を超えるロケット弾が発射された。また、千人規模のハマスの戦闘員がイスラエル領内に侵入し、複数の町を襲撃した。イスラエルがヨム・キプール(贖罪の日)、第4次中東戦争から50年を迎え、喜びの祭りを祝っていた翌日の出来事だった。8日夜までに死者700人以上、負傷者2300人以上、ガザに連れ去られた人々は100人以上に上った。イスラエル政府は、ヨム・キプール戦争以来の戦時体制を宣言した。
この事態を受け10日、イスラエル伝道団体のローザンヌ・ユダヤ人伝道協議会(LCJE)日本支部、チョーズン・ピープル・ミニストリーズ(CPM)日本支部、シオンとの架け橋共催で、「イスラエルのための緊急祈祷会」をオンラインで開催した。
当日は、石井田直二氏(シオンとの架け橋代表)がリードし、CPM日本支部のデイビッド・トゥルーベック氏と内山アイザック氏が現状を報告。トゥルーベック氏は、①兵士たち、民間人の安全のために、➁イスラエルに対する神様の守りがあるように、③ハマスの人質になっている女性、子ども、高齢者が解放され、自宅に帰れるように、と祈りを要請。内山氏は「日本にいるイスラエルの人たちは、精神的なダメージが大きい。無力感も感じている」と語った。
2人の報告の後、石黒イサク氏(美濃ミッション代表)、クリンゲン・スミス氏(LCJE支部長)が代表祈祷。石黒氏は「イスラエルとパレスチナに平和をもたらしてください」と祈りをささげた。