日本手話訳聖書全巻翻訳を目指す「一般社団法人 日本ろう福音協会」(ViBi)が1993年の設立から30周年を迎えた。日本のろう者にとって、日本語を文字で読むよりも親しみやすいのは「第一言語」としての「日本手話」だ。その言語での翻訳は手話の映像によってなされる。世界的にも米国に続いて手話聖書翻訳が進む日本は、アジアなど諸外国の翻訳作業でも参照されている。それでも、聖書原典に忠実な日本手話訳の作業には膨大な作業を要し、30年で翻訳できたのは聖書全体の34.69%にとどまる(2023年5月)。新約聖書翻訳完了の目標を2032年と設定している。
ViBi代表理事の松本英二さん(保守バプ・山形ろう者キリスト教会牧師)が「2000年前、ろう文化知っていたイエス」と題してマルコ7章32~35節から語った。また松本さんとペナー・マークさん(聖書協会世界連盟 手話翻訳プロジェクトサポートコンサルタント)がViBi創立当初を振り返った。30周年を迎え、ロゴのデザインやホームページ、アプリなどを一新。翻訳作業の実際、今後の目標なども話された。
翻訳聖書は無料アプリ「JSL BIBLE」 (発行元:一般財団法人日本聖書協会)、YouTubeでの配信、DVDの頒布をしている。

 

こちらも読まれています

聖書全巻翻訳はあと3分の2 日本ろう福音協会が25年  

ろう者の心に届く日本手話 無料アプリで手話訳聖書を 日本ろう福音協会

□―――――――――――――――――――――――――□
【お知らせ】★週刊「クリスチャン新聞」がリニューアルしました!!★

☆新たな装い 今求められる情報を伝道牧会の最前線へ
☆紙面レイアウトを刷新 文字が大きく読みやすく
☆独自取材による特集企画で教会が今直面している重要テーマを深く掘り下げる特集企画
☆教会の現場の必要に応じた新連載が続々スタート

□―――――――――――――――――――――――――□

★「クリスチャン新聞WEB版 https://クリスチャン新聞.com/csdb/」(有料)では、
1967年創刊号からの週刊「クリスチャン新聞」を閲覧、全文検索(1998年以降)できます。