世界規模での気候緊急事態の解決をはかる「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議」(COP28)が、11月30日から12月12日までアラブ首長国連邦・ドバイで開催。宗教者、キリスト者らもこれに先立ち、信仰的視点から提言をした。

世界ローザンヌ運動の被造物ケア部門メンバーは、ガイドライン「気候危機と神の創造:世界のキリスト教指導者に行動を呼びかける」を作成。「ローザンヌ国際分析」(URL lausanne.org/lga)を2023年11月号上で掲載した。環境危機の現状を認識し、被造物のケアは、宣教活動への「付け足し」ではなく、アダムとエバに与えられた「最初の宣教任務」「イエスとの歩みの一部」と強調した。ライフスタイル、創造神学、人間と自然の分離の見直しを勧める。

世界教会協議会(URLoikoumene.org)は11月13日に、「気候正義に対するCOP28の責任に関する声明」を発表。アモス5章24節を引用し、気候問題で不利益をこうむる貧困者などの「気候正義」の観点から提言する。
諸宗教による「持続可能な開発のための宗教間対話センター」はCOP28内でパビリオンを設置(URL interfaithsustain.com/cop28-un-climate-conference)。11月6、7日にプレ集会を開き、声明を発表した。

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