10月15日、那覇市にあるインマヌエル那覇キリスト教会にて「虹の会」の第2回目の同窓会が行われました。虹の会とは、1980年代に沖縄県内にある五つの大学と二つの看護学校に通っていたクリスチャン学生たちの集まりの名前です。KGK(キリスト者学生会)と緩やかな接点を持ちつつ、沖縄県内独自にかつ学生主導で始まり、広がっていきました。

その中心メンバーは、現在KGK沖縄地区の協力会に関わるメンバーでもあり、この協力会での交わりをきっかけに虹の会の同窓会の話がまとまり、2020年2月、第1回の実現に至ったのでした。

同窓会に集まったメンバーのほとんどは牧師や牧師夫人、または社会人として教会を支える有力な信徒になっていました。久しぶりに会い、あまりのなつかしさに数十年の時の流れも忘れ、教派も肩書も超えて当時の呼び名で呼び合い、思い出を語り合うあっという間の2時間でした。親友に導かれて信仰に入った話、宿泊修養会では友人を山に置き去りにしてしまった失敗談、学生だけで運営していたにもかかわらず、当時の有名な巡回伝道者を招き、300人規模の大集会を実現したが、若気の至りで講師の先生には手弁当で奉仕させてしまったことなど、今だから話せる思い出話に花が咲きました。

感謝なことは、この同窓会から新たな交わりと宣教協力が広がりつつあることです。また、当日は現役のKGKの主事と学生も参加し、沖縄における学生伝道の働きは、神様の大いなるご計画の中で脈々と続けられてきたことを知る機会となりました。

(レポート・中村信義=ライフセンタービブロス堂店長)

2023年12月24・31日号   16面掲載記事)