陸上自衛隊の幕僚副長ら陸上自衛隊員が、1月9日に靖国神社に参拝したことに対し、日本バプテスト連盟靖国問題委員会は16日、声明「陸上自衛隊による集団参拝に抗議し、再発の防止を求めます」を発表。岸田文雄首相、木原稔防衛大臣宛てに送付した。
声明では、靖国神社参拝は「事前に実施計画が作成され、公用車を使用し、各部隊担当を通して 1人 2千円ずつ玉串料を徴収し奉納したことは、宗教施設への部隊での参拝や部員に参加共生を禁じた事務次官通達違反であるばかりでなく、憲法20条『政教分離』違反」であると抗議。靖国神社は「若者を戦地へ駆り立てる戦争遂行のための重要な役割」を果たしてきたとし、自衛隊員が「戦死者」を英霊と称え、軍備を拡充し新たな「英霊」を生むことを望まないとした。(以下全文)