侵攻から2年「大規模攻撃が強く懸念されます」ウクライナ船越宣教師報告2024年2月20日
ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が2月20日、編集部あて寄せられた。一部編集して掲載する。
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2月24日(土)は2年前にウクライナ全面侵攻が始まった日です。
ロシアはこのような節目の日に熾烈なミサイル攻撃をするのが通例となっています。
2月24日の前後に大規模なミサイル・ドローン攻撃があることが強く懸念されています。ここ数日、オデッサは静かですが、その静けさに独特の緊張を感じています。
24日前後を国外で過ごすためか、多くの人々(女性・子供たち)がオデッサから移動しているようで、国境付近(パランカ)が渋滞になっています。
今週ウクライナの町々が守られるようにお祈りいただければ感謝です。
また、ウクライナ東部とヘルソン対岸ではロシア軍の猛攻撃が続いています(3月に行われるロシア大統領選に向けて戦果を出したいプーチンが猛攻撃を命じていると考えられています)。
西側諸国からの武器支援が滞り、ウクライナ軍は武器・弾薬が決定的に不足している中で自分たちの何倍もの兵力を持つロシア軍を相手に多大な犠牲を出しながら戦っています。しかし犠牲が多すぎるため、病院で私たちが訪問する負傷兵たちも非常に悲観的になっています。多くのウクライナの人々は今「自分たちは見捨てられたのだろうか」という強い不安と恐れの中にあります。この状況の中で光が見えるように、どうかウクライナの上に主のあわれみがあるように、ぜひ続けてお祈りください。
船越真人・美貴