立教と同志社が相互協力・連携に関する協定を締結「150年むかえ共振と可能性」
小原同志社大学学長と西原立教大学総長。5月7日立教大学での締結式で
互いに150年の歴史をもち、キリスト教の異なる教派基盤をもちつつも、交流を続けてきた立教大学(東京都豊島区)と同志社大学(京都市)が連携を強化する。両大学は、相互協力・連携に関する協定を5月7日に締結した。
締結の内容は、キリス卜教の諸活動、教育、学術研究における相互協力及び連携、学生の正課外活動における相互交流、教職員の人事交流、ファカルティ・ディベロップメン卜(教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称)及びスタッフ・ディベロップメン卜における相互協力及び連携、教育研究施設、装置及び設備の共同利用などだ。
これまでも両大学では教育研究における価値観を共有する関係を構築し、双方の学生、教職員による交流を続けてきた。体育会の「同立合同定期戦」は70回を超える伝統がある。
立教大学は2024年に、同志社大学は25年に、それぞれ150周年を迎える。立教大学総長の西原廉太氏は、「東京と京都と場所は違えど、この150年もの問、それぞれこの共振し合う『建学の精神』を基盤にして、丁寧なリベラルアーツ教育を行ってきた両大学が、この度、相互協力・連携に関する協定を調印することの意義と可能性は計り知れない」と述べる。同志社大学学長の小原克博氏は、「大学間連携の先駆的モデルとなること、また、この協定の成果が大学内にとどまらず、社会にも広く波及すること」を願い、「立教学院は聖公会の伝統に立ち、同志社はプロテスタン卜(会衆派)の伝統に立っているが、両大学の関係は、キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開くことになる」と期待する。
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