【放送伝道特集】PBA 賛美歌とメッセージがリンクする「賛美をあなたに」
太平洋放送協会が放送しているラジオ番組「世の光いきいきタイム」。そのうち二つの週で、今年度から新コーナーの放送が始まった。一つは毎月第2日曜日に放送されている「賛美をあなたに」。福音放送でもなじみのある賛美歌がテーマだ。
6月の放送回では、最初に日本語に訳された賛美歌「主我を愛す」を紹介。ドレミの音階や五線譜に書かれた楽譜を日本人がまだ知らず、西洋の賛美歌を歌うのは無理なのではという諦めがあった時代、宣教師たちの祈りの中で生まれた賛美歌だ。原曲は「Jesus Loves Me」。成り立ちを紹介した後「主我を愛す」が実際に流れ、続くメッセージでは、歌詞と関連するローマ人への手紙8章35節、37節の御言葉が語られた。
以前も、賛美歌を紹介するコーナーは月に1度ほど放送されていた。長年続いたそのコーナーを一旦終了すると、「また賛美歌の番組があれば」とリスナーからのお便りが届くこともあり、新番組の企画につながった。以前のコーナーも担当していた飛田紀代美さんと共にパーソナリティーを務める中山信児さん(JECA・菅生キリスト教会牧師)は、『教会福音讃美歌』の編纂委員の一人。自らが賛美歌の作り手でもある。「まだ翻訳されていない賛美歌が見つかれば、みんなに歌ってほしいから訳したり、このテーマの賛美歌が少ないなと思ったら作ったり」
牧師である中山さんが加わったことで、新番組では、曲の内容紹介に留まらず、その曲にダイレクトにつながるメッセージが続く、、、、、、
収録風景。マイクに向かう飛田さん(左)、中山さん(右)
(2024年07月07日号 04面掲載記事)