三森春生氏逝去 KGK理事長、OCC総主事ほか福音派諸団体を指導
キリスト者学生会(KGK)理事長、お茶の水クリスチャン・センター(OCC)総主事をはじめ、多数の超教派の働きを指導してきた、三森春生氏(インマヌエル綜合伝道団引退牧師)が、7月14日に消化管疾患のため、埼玉県坂戸市の病院で逝去した。95歳だった。
告別式は19日に同県川越市のケアハウス主の園で執り行われた。喪主は長男の守氏、市式は松井元始氏(王子キリスト教会牧師)。Ⅱテモテ4章7,8節、マタイ16章15~18節が読まれ、三森氏の愛唱賛美歌「御霊は天より」が歌われた。
1929年に東京市小石川区(東京都文京区)で出生。41年に東京府立第五中学校(現都立小石川中等教育学校)に入学後、43年から45年は結核性胸膜炎・腹膜炎のため休学し、47年に卒業した。同年早稲田大学第一高等学院(旧制)理科に入学。48年に新制早稲田大学第一理工学部鉱山学科 1年に移行した。この年の4月、初めて教会主日礼拝に出席(日本基督教団富士見町教会)し、KGK活動に参加。7月の第1回夏期学校に参加し、キリストを救い主と信じ、バプテスマを受けた。
51年に献身を決意し、52年に大学を中退して、イムマヌエル聖宣神学院入学。55年に同団伝道師として同丸の内教会に任職した。57年に王子教会牧師に任職後2009年まで52年務めた。同団では本部事務局次長ほか各種委員を務めた。イムマヌエル聖宣神学院では74年から講師、教授を歴任(2004年退任)。同図書館司書を、1954年から2023年まで69年間務めた。
1969年からKGK理事、71~81年に同理事長。78 年に教会インフォメーションサービス(CIS)創立、79年にOCC総主事、84年小さないのちを守る会初代運営委員長、91年日本プロテスタント聖書信仰同盟実行委員長、97年日本福音同盟(JEA)宣教委員長ほか、多数の超教派宣教活動に従事した。「聖書の背景を知る研修旅行」団長としてもイスラエルほか、中東、ヨーロッパ各地を訪ねた。2015年に日本福音功労賞受賞。
著書に『希望への招待―キリスト教理解の手引き』『踏み出す一歩があなたを変える』(イムマヌエル綜合伝道団出版局)、『日本宣教祈りのガイド』(オペレーション ジャパン出版委員会)、『それは教室から始まった キリスト者学生会(KGK)発足とその歴史』(イーグレープ)など。
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