神奈川教会防災ネット発足 災害時、県下の教会が協力へ
神奈川県大和市のカンバーランド長老キリスト教会高座教会で6月29日、神奈川教会防災ネットワーク発足記念会が開かれた。
同ネットワークは、昨年来、クラッシュジャパン代表理事の永井敏夫氏が、県内既存の防災ネットワーク、牧師会の担当牧師たちに声をかけ、コーヒーを飲みながらの会合を重ねてきた結果生まれたもので、今回の発足記念会に至った。
当日は、第1部、小礼拝として賛美と永井氏によるメッセージが取り次がれ、第2部は、この半年の間、能登半島地震の支援に入って来られた県内の方々の報告を聞く時を持った。梶山直樹(ニュータウン・カルバリー・フェローシップ牧師)、月井サムエル(JECA・本郷台キリスト教会伝道師)、根塚幸雄(日本バプテスト連盟神奈川連合災害対策委員長)の各氏の報告は、現在の被災地の様子と、支援活動の実際を知る貴重な時となった。
第3部では、県内の各ネットワークから参加者の紹介の時を持った。今回は、相模原教会ネットワーク災害対応プロジェクトミッションみちのく、田園都市教会防災ネットワーク、横浜南部湘南地域災害対策教会ネットワーク、相鉄沿線なかよし牧師会、カンバーランド長老キリスト教会日本中会災害対策小委員会、日本バプテスト連盟神奈川地方連合災害対策委員会から、27人が参加した。この他、藤沢、横須賀、三浦地域、西湘地域の牧師会の紹介もあった。当日の集会献金は、「能登ヘルプ」へお送りした。
今後、神奈川県の各地の教会を覚え、互いに祈り合い、また災害時に協力し合うために、このネットワークの情報を共有していきたいと願っている。今回、そのための幸いなスタートを切ることができたことを感謝いたします。
(レポート・ 沼澤克巳=神奈川教会防災ネットワーク委員長、単立・京浜キリスト教会牧師)
(2024年07月21日号 02面掲載記事)