国頭郡今帰仁村にある、沖縄バプテスト連盟のキャンプ場「北山荘」。コロナによる休業と活動再開(2023年9月24日号参照)をへて、昨年夏は22団体、今年夏は30団体の利用があった。これはコロナ以前を超える規模だという。利用団体も沖縄バプテスト連盟の教会に限らず、十数年ぶりにボーイスカウトやYMCAが利用したほか、結婚式場としての貸し出しも行った。利用者の間で評判が広まっていることによる、と経営委員長の下地徹氏(礼邦教会牧師)は話す。


経営委員会のメンバー(一部加工)

2021年に発足した「北山荘経営委員会」は、メンテナンス、サービス、広報の三つに大別される役割を各委員がそれぞれ担っている。
管理人を置くことができたため、営繕の対応力が向上。経年の長い建物のリニューアルも継続して行っている。
利用者の声を集め、サービスの充実をはかる。キャンプファイヤー用の薪はキャンプ場で用意しているが、今年は足りなくなるほど好評に。新キャビンでは各部屋に信仰書を常備。また利用者が自由に寄せ書きできるノートも設置し、利用者同士の交わりが起こっている。要望が上がっていたペット同伴の宿泊についても、委員会で可決し一部の棟で準備が進む。
広報では、ウェブサイトをリニューアルし、各棟内部の360度写真を掲載するなど力を入れる。昨冬11~2月の閑散期に実施した値引きキャンペーンを、今冬も実施予定だ。

ウェブサイト: https://hokuzansou.jp/


キャンプ場すぐ裏手の「白浜ビーチ」で

(2024年09月29日号 08面掲載記事)