NPO法人「ファミリーファーストジャパン」と国際NPO「ファミリーファーストグローバル」主催の「LS(リーダーシップ・サミット)360」が、11月7日、東京・港区新橋の第一ホテル東京で行われた。米IT大手インテルのグローバルCEO(最高経営責任者)、パット・ゲルシンガー氏が特別講演した。

ファミリーファーストジャパンは、「家族、企業、国家に利益をもたらすことを目的とした非営利団体」で、伊藤真人氏(東京フリー・メソジスト小金井教会牧師)が理事長、糟谷恵司氏(米ジョンソンフェリー・バプテスト教会執事)が副理事長を務める。
LS360は、国内外の科学技術、IT、コンサルタントなど一般企業と救世軍が協賛し200人超が参加。単立・21世紀キリスト宣教会、JECA・本郷台キリスト教会からも十数人が参加した。


ゲルシンガー氏

ゲルシンガー氏は講演で、自身の経歴や経営哲学を話した。メンターにより成長させられること、大胆な目標を設定し達成すること、情熱と目的を追求し続けること、の三つの頭文字を取った「MAP」や、聴く、学ぶ、高める、つながる、愛する、の五つの頭文字を取った「5L」などのスローガンで、経営リーダーに求められる精神性を啓発した。
ディナータイムの質疑応答では、キリスト教信仰に関する内容にもふれた。「主の祈りで『御心が天になるごとく地にもなさせたまえ』と祈るように、天で起こるような出来事が地上でも少し体験できたら、社会が変わると思いませんか。それを表すことのできる人材になってほしい」と語りかけた。

2024年12月01日号 02面掲載記事)