気候変動、生物多様性、という地球規模の共通課題がある中、福音の視点で環境をとらえる「被造物ケア」についての声明「地球全体への良い知らせ 福音へ応答するするための韓国からの招き」が、ローザンヌ/世界福音同盟被造物ケアネットワーク(LWCCN)の主導でまとめられ、12月12日、世界福音同盟持続可能センターのホームページで発表された。

今年9月には、全世界規模で「第4回ローザンヌ世界宣教会議」が韓国で開かれたが、その最終日28日から10月2日まで、LWCCN主導で「世界被造物ケアフォーラム」(GCCF)が開かれた。今回の声明はGCCF中から討議され、終了後も意見を取り入れながらまとめられてきた。代表者は世界40か国以上に上る。

同声明は、ローザンヌ運動などを通して発表されてきた重要文書「ローザンヌ誓約(1974年)、「マニラ宣言」(89年)、「ケープタウン決意表明」(2011年)、「福音と都市の未来」(16)、「ジャマイカ行動呼びかけ」(12)を踏まえている。

前半では、聖書が語る全体像を被造物ケアの視点から要約する。創造から堕落、旧約の契約と律法、イエス・キリストの受肉、十字架、復活、再臨と新しい創造へむけて、教会の、悔い改めと応答の使命を確認する。

後半は、「緊急行動への呼びかけ」として、「1.神が創造した世界との新たな関係」に始まり、「2.ライフスタイル」「3. 教会とキリスト教団体」「4. 職場」「5. コミュニティー」「6. 社会」「7. 地球規模の環境問題」において指針を示し、最後に「招き」でまとめる。

 

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