沖縄で超教派合同洗礼式 リバイバルへの協力、学びと実践今後も

合同礼拝前には、教職者一堂で祈りを捧げた。沖縄・嘉手納の浜辺で次々と洗礼が行われ、歓喜の声が上がった。

エメラルドグリーンの海に次々と響く受洗の歓喜の声。今年1月から沖縄で準備されてきた超教派の合同洗礼式(本紙3月16日号で一部既報)が、6月8日ペンテコステ記念日に実現した。世話人のピーター砂川牧師(アットホームチャーチ)がレポートする。

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海外からの宣教師がたくさん来られていますが、日本は 「宣教の墓場」だと言われて久しくなります。

日本は、いまだにクリスチャン人口が1%未満のままです。日本の牧師たちも何とか教会が成長するように、海外からの講師を迎えたりリバイバルセミナーを開催してきました。多くの教会が厳しい状況にあります。教会は「2030年問題」が迫る中、教職者及び信徒の高齢化問題もあり、「待ったなし」の状況だと思います。

私は、2019年に初めて教会増殖(ノー・プレイス・レフト、以下NPL)の学びに出会いました。30秒の証し、個人伝道が出来るように学びと訓練(実践)をすることで信徒が活発になり教会が生き生きしていく。また、小グループに分かれて「ディスカバリー・バイブル・スタディ」により神様の御心を知り、実行する学びで新しい方も一緒に楽しめる内容。私は、NPLの学びで「教会には明確な目標と戦略が必要だ」と改めて知りました。

以前から「沖縄が日本のリバイバルのモデルになる!️」とビジョンを持っていましたので、この働きを教会に取り入れました。昨年、沖縄の全教会に呼びかけ、11月に2日間の学びと実践を、NPLの渡邊哲雄宣教師が中心となり開催したところ、いろんな教会から多くの方が集まり、本気でリバイバルを願っていることがわかりました。集まった牧師たちと今年の1月に世話人会を立ち上げ、渡邊宣教師が、北部、中部、南部の牧師会へ出向いてこの働きを説明し、紹介してくださいました。

私たち(世話人会)の教会は、6月8日のペンテコステ記念礼拝までに153人の受洗者(ヨハネ21章11節参照)が与えられるように目標を立てました。毎月の戦略会議、毎月の合同祈祷会、合同の路傍伝道と毎朝夕6時8分の一斉祈祷(ラインにて)を現在も継続中です。

1月21~31日まで、インドで同じような内容で爆発的にリバイバルしている教会から招待をいただき、渡邊宣教師と共に出かけて学びと実践で確信を得て帰国しました。その後、世話人会の先生達と信徒の皆さんに証しをすることが出来ました。

参加者たち

6月8日、六つの教会が中心となり、カデナマリーナ(中頭郡嘉手納町)にて朝10時30分からペンテコステ記念礼拝&洗礼式を行いました。当日の参加者数は約200人、洗礼を受けられた方は27人でした。アメリカや東京から参加の宣教師やインドでお世話になったアン・カン・ヒ先生ご夫妻も駆けつけてくださいました。私たちのこの働きは、毎年継続していきます! 11月にも合同の礼拝&洗礼式を行う予定です!

日本のキリスト教界は、閉塞感に包まれています。その閉塞感を破り、キリストの光がこの日本を照らし、 たくさんの方が救われるように祈っています。イエス様の「大宣教命令」、私たちは教会が違ってもこの御言葉で一致、協力しています。小さな働きですが、祈りに覚えてください。そして、1日も早く日本にリバイバルの季節が到来しますように。