神は美しいことをしてくださっている 被災地に届け 優しさと愛 OCCで熊本地震・東日本大震災復興支援の集い

東日本大震災直後から始まった大阪クリスチャンセンター(OCC)とモリユリ・ミュージック・ミニストリーズ共催の震災復興支援の集いが3月4日、OCCホールで開かれた。7回目の今年は昨年4月に発生した熊本地震の支援も見据えた「熊本地震・東日本大震災復興支援の集い~届けよう私たちの心 各地で起こる災害を覚えて」が、後援は日本国際飢餓対策機構。【藤原とみこ】

森さんは「6年たち建物の建設が進み、仮設も人が減っていますが、まだ問題は山積み。今だからこそ起こっている課題もあります。もう一度立ち止まり、神様からの語りかけに静かに耳を傾けましょう。東北と熊本のため私たちに何ができるか、共に考え祈る時としたい」と呼びかけた。グレース宣教会の子どもたちによるシオン合唱団の歌が会場に笑顔を運んだ。
OCC主催の被災地支援の旅が6回を重ねている。参加者の萱島キリスト教会の浅利誠四郎さんが、福島・飯館村の報告をした。「福島は大阪から約800㌔の距離、熊本も鳥取も忘れてしまいそうになるだろうが、決して忘れてはいけない。飯館村役場はこの春帰村宣言をするが、宣言するほど復興しているかというとそうではない。約6千人が県外避難した人けの無い村を見ると、モニタリングポストの低い数値を見ても疑問が残る。大変な数の除染土の袋が村の田畑や空き地に山積みされている光景はすさまじい。イエス様は我々にどうせよと言っておられるのか考えていきましょう」IMG_0166
九州キリスト災害支援センターディレクター、熊本ハーベストチャーチの中村陽志牧師は、昨年4月の熊本地震被災者でもある。直後に支援センターを立ち上げて、現在4仮設自治会のサポートをしている。
「なぜ熊本なんだ。なぜ私がこんなつらい中、こんな働きをしなければならないのか。神のなさることはすべて時にかなって美しいと信じてきたが、被災して途方に暮れている姿は美しいとは言えませんと主に訴えていました。しかし東北支援をした男鹿半島の村長から連絡があり、なんと10㌔の牡蠣と米を運んできてくださった。娘さんは70〜80人分もの牡蠣フライを作ってくださった。ボランティアの皆さんと牡蠣パーティーです。出会いを感謝しました」
「東北震災のとき自転車100台を贈るプロジェクトを立ち上げた。そんなとき父が火事で亡くなり、
高ぶった気分が打ちのめされました。なぜこんなことが! と。すると神様は、今東北であなたと同じような痛みを抱えている人がたくさんいると言われたのです。東北の村の人は私の話に共に泣いてくれました。駆け付けた村長の背中を見ながら、私は6年前も、なんでこんなことが起きるのかと言っていたと思い出していました。神様は私の人生に美しいことをしてくださっているではないかと思いました。今多くの支援をいただいて働きを続けています」
「熊本は段階的な喪失感を経験している」という。「亡くなった人は50人。でもたくさんの人が家を失いました。道のりは険しいです。ぜひ、東日本の祈りと併せて熊本のために祈り、力を貸してください」と訴えた。
被災地のために黙祷がささげられた。森さんは
「熊本の2回目の訪問は父を天に送った後でした。被災地の苦しんでいる方々から慰められました。悲しみは悲しみで終わりません」と、阪神大震災で亡くなった弟の渉さんの思い出と共に語りかけた。「私たち関西の人間は痛みを通った者としてこれからも祈っていきましょう。私たちは直接地震に遭っていなくても心の震災はあります。私たちの優しさや愛が被災地や苦しみに遭った方の大きな慰めになります」
OCCの米田昭三郎理事長が「私たちの心を現地の人に届けましょう」と献金を呼びかけた。集会の様子は、3月10日のNHK「おはよう関西」で取り上げられた。30日の森さんのラジオ番組「モリユリのこころのメロディ」でも放送される。