外国人教会のリーダーたちと、外国人教会を応援する日本人クリスチャンを対象にした「フェローシップランチ」が11月13日、東京・足立区の単立・神の家族主イエスキリスト教会で行われた。呼びかけはエスニック・ミニストリーズ・ネットワーク・ジャパン(E.M.N.J)、協力はJEA宣教委員会異文化宣教ネットワーク。当日は、インネシア教会、華人教会の牧師やメンバーと、それを応援する日本人牧師ら14人が集い、食事をしながら交流を深めた。

最初に、主催者の永井敏夫氏が、今、日本に外国人が増えてきている現状を紹介。「今、日本には中国人が約90万人、ベトナム人が約66万人、韓国人が約40万人、フィリピン人が約35万人いる。ネパール人、インドネシア人、ブラジル人も20万人を超えている。現在、日本にいる外国人は400万人だが、2040年には3倍の1,200万人になると予測されている。それに対し、日本人は不安がっており、政府も外国人帰化の要件を厳格化する方向だ。そういう中で、日本人教会と外国人教会が関係を深める必要がある」
当日は、インドネシア人教会から2人、華人教会から4人参加。ミャンマー、インド、ブラジル、フィリピンの教会にも呼びかけたら、日中のため来られなかった。会場の神の家族主イエスキリスト教会(田島実牧師)は、中国人、韓国人、モンゴル人、インドネシア人など7か国以上の人が集まる教会でもある。当日は田島牧師が腕によりをかけた肉じゃが料理を皆で食べながら、懇談の時を持った。
北池袋と埼玉県戸田市で華人対象に伝道牧会する朴日永氏(東京池袋基督教会牧師)は、「日本人教会と外国人教会との懸け橋が少ない。もっと日本の教会とつながりを持ちたい」と願っている。「礼拝は中国語で行っているが、第二世代はみな日本の小中学校に通っている。第二世代は中国語より日本語のほうが得意だ。子どもの数も多い。だから、第二世代の子どもたちに聖書を教えるのに苦労している。その点で、日本の教会と協力できるなら助かる」
11年前に来日したという王以知伝道師は、日本の外国人への対応が厳しくなってきていることを気にかける。「日本に滞在するならビザを取らないといけない。だが、日本語ができないので、ビザの手続きが難しい。日本に宣教に行きたくても、身元引受人がいないとビザの取得ができない。日本の教会がビザの手続きサポートをしてくれると助かる」
新宿区高田馬場のビサイドチャーチ(安海和宣牧師)の会堂を借りて礼拝を持っているというインドネシア人2人は、「仕事や勉強で日本に来るインドネシア人は少なくない。渋谷区の半蔵門にあるビルを借りて行っているインドネシア人の礼拝には、200人が集まっている」と語った。

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