かつて奉仕していた高座教会では、毎年12月24日にクリスマス賛美礼拝を行っていました。会衆賛美に加え、降誕劇、聖歌隊、ハンドベルクワイア、ゴスペルバンドなど、教会のさまざまなグループによる特別賛美がありました。

そして、メシアに関する預言から始まり、御子の降誕を伝える聖書箇所の朗読に耳を傾け、牧師がクリスマスメッセージを取り次ぎ、最後は聖歌隊によるハレルヤコーラスへと続く、主イエスのご降誕を共に祝う礼拝でした。
牧師仲間の間でよく聞く話に、教会学校で降誕劇を演じる際、誰がどの役を務めるかで、かなりもめることがあります。女の子たちはマリア役を希望し、男の子たちには羊飼いや博士が人気です。そして最後まで決まらないのが「ヘロデ王の役」です。今でも鮮明に覚えていますが、何年か前、教会学校校長のYさんのへロデは迫力満点、後にも先にもない素晴らしい演技でした。
いずれにしても、賛美礼拝は、日頃から祈りに覚えている家族や友人、地域の方々をお誘いする、一大伝道イベントであることに変わりありません。
ある年、新共同訳聖書が発行されて間もない頃、「一般の方にも分かりやすいように、新共同訳を使ってみたい」という提案がありました。実はその時、問題になったのが・・・
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