
「がんという病を背負いつつも、最後の日まで生の歩みを続ける人の前で、医師として何をなすべきか」。嘉藤茂氏は、その回答としての緩和ケアというアプローチにたどり着き、30年間、ホスピス医として終末期のがん患者のケアに携わってきた。現在は、秋田県にある外旭川病院の名誉ホスピス長を務める。自分なりに模索を続け、打ち込んできた緩和ケアのありようを、自著『緩和ケアにおける認識と関係性』(外旭川病院ホスピス開設15周年記念出版、2014年)にまとめている。
嘉藤氏に、クリスチャンのホスピス医として、死を前にした患者と関わることについて話を聞いた。
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「がんで、もう治らないと診断された方がどのようなサポートを受ければ人生を全うできるか。どのようにすれば、いま苦しみの中にいる方のお役に立てるか」。緩和ケアは、その「回答」の一つであり、「患者さんに寄り添う思いをもって、チームアプローチにより、全人的痛みをやわらげること」に核心があると嘉藤氏は話す・・・
(次ページ[下部にログインボタン]で、四種類の苦悩や痛み、スピリチュアルな痛みに、「自家製」の死生観、イエスへの信頼、など)
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