子どもが被造物ケアの主役に ローザンヌWEAでウェビナー

子どもや若者たちが、神の創造と回復の働きで力を発揮している様子が世界から伝えられた。ローザンヌ/世界福音同盟被造物ケアネットワーク(LWCCN)は、9月3日オンラインで「被造物ケアにおける子どもと若者」をテーマにしたウェビナーを実施した。これは6月の「被造物ケアとビジネス宣教」に続く連続ウェビナーの2回目。今回は世界の教会で「被造物の季節」(9月1~10月4日)が取り組まれる中での開催となった。次回ウェビナーは12月4日に、「被造物ケアとアート」のテーマで実施する。

イラストAC ほそぼそ

 時差にあわせて同じ内容を2回実施。初回は、LWCCN共同代表のジャスミン・クォンさんが司会進行し、子どもや若者にかかわる4人のストーリーが共有された。

 ローザンヌ運動「子どもと家族ネットワーク」代表でインドのパール・ガンタさん、ニジェールで長年森林再生に取り組んできたワールド・ビジョン・オーストラリアのトニー・リナウドさん、サッカーと植樹をうまく組み合わせ、弟子育成につなげているザンビアのクリストファー・カザールさん、若者を神の国の視点で弟子育成するプログラム「カミナンテス」コーディネーターで中央アメリカのレイチェル・ベバリッジさんが、それぞれかかわる子ども、若者たちの取り組みを紹介した。

ガンタさんは、「被造物ケアは、私も、子どもたちも心から楽しんでいる大切なもの」と話した。「子どもたちや若者は、『明日』の教会ではない。彼らは『今日』の教会だ。聖書は一貫して、子どもたちが神の目的に参与することを示している」と話す。

(次ページで4人の報告概要、約1500字)

※日本でも、聖書的環コンソーシアムが主催で、ジャスミンさんを講師に、「聖書的環境シンポジウム」が10月27日19時30分、オンラインで開かれる。同主催の「キッズ環境プログラム」は「美しいフィリピンの自然があぶない!! 気候変動の問題から覗く世界の『今』」が11月29日10時からオンラインで開催される。

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