世界の聖書活用 人生・社会に影響 多様性の中で協力模索

聖書協会世界連盟(UBS)、英国聖書協会(BFBS)、セイロン聖書協会が主催する「聖書活用フォーラム」(Bible Engagement Forum)が、9月16日から18日にスリランカのコロンボで開催された。アジアを中心に、各国の聖書協会とそのパートナー団体・教会から約60人が参加し、各団体の取り組みや課題、協力の可能性について話し合われた。参加者の佐藤祐子さん(いのちのことば社)がレポート。日本聖書協会総主事の具志堅聖さんがコメントを寄せた。

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そもそも聖書活用フォーラムとは何かという問いから始まったこのフォーラムではまず、それが単に聖書頒布を意味するのではなく、聖書によって人々の人生が変わること、社会にインパクトを与えること、それは教会とともになされるべき働きであり、また神の働きであることなど、聖書普及に関連するさまざまな側面が確認され、参加者の共通理解となった。

(次ページで、「パトモス世界聖書意識調査」の分析、聖書活用、頒布の課題など、約1000字)