教会で育つことの恵み 妨げなく見いだしたい 【特集フォーカス・オン】うちの親、牧師です③

本特集のために事前に実施したアンケート調査で唯一、ポジティブな質問だったQ.13「牧師家庭に生まれて良かったと思うことはありますか?」。教会で受けた恵みや、自身の救いに関わる証しが届いた。

▼最多回答「PKだから救われた」
 クリスチャンホームや牧師家庭で育った人が、「特にドラマチックな場面はないが」と断 って証しをすることがある。謙遜してのことだろうが、福音の最前線で生を受けたということは、やはり特に言及すべきあわれみだった、と記者自身PKとして思わされる。
▼共同体の愛を実感
 教会員に特に覚えられ、祈られる、という経験談も複数挙がる。牧会スタッフのように数えられての場合もあるかもしれないが、「PKゆえの苦労もあるだろう」と気遣ってのことが大勢だと受け止めたい。子どもの頃の食事やお菓子の体験談の多さは、逆にPK以外の子どもが不遇を感じていないか案ずるほどだ。もちろん教会ごとに背景事情が異なってのことだが、子どもの目には「明暗が分かれた」と映りやすいことに少し留意したい。
▼他では得がたい経験値
 コミュニケーション能力の会得を挙げる回答が複数ある。老若男女、多様な職域で構成される共同体であることは、教会の特長でもあろう。一般社会で積むにはコストがかかる〝超属性〟の交流経験を持つことは、社会の分断にあらがう力にもなるかもしれない。
 楽器や音響機器など、教会での経験が奉仕や仕事につながった、という証しもあった。

 一方、「ない」や無回答が10件以上あった。上記事のように「恵みを見出す瞬間」を迎えられるよう、痛みに傾聴したい。そして、「今見えないのはなぜか」「見えなくしているものがないか」も、残る質問から考えたい。

(次ページ[下部ボタン「つづき」から]で、Q13のアンケート回答一覧)

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