世界福音同盟(WEA)は10月27~31日に韓国・サラン教会で第14回総会を開き、124か国から約850人の国際代表と4000人の韓国のリーダーらが集った。


テーマは「2033年までにすべての人に福音を」。世界の福音派の7割が非西洋諸国という状況下で、宣教協力の在り方が話し合われた。
総会内では、イスラエル出身パレスチナ人のボトルス・マンスール氏のWEA総主事就任式があり、新たな国際評議委員も選出された。
韓国の福音派連絡機関は分裂を繰り返してきた経緯がある。今回の窓口となった韓国福音主義協議会(KEF)は教職者中心の集まりだが、WEA総会に先立って、臨時会員総会を開き、韓国福音同盟(KEA)への組織変更を決議した。

日本関係者は、日本福音同盟(JEA)理事を含め、諸団体から23人が参加した。JEA理事長の水口功氏、10月にJEA総主事に就任した神戸博央氏、前JEA総主事でアジア福音同盟(AEA)理事の岩上敬人氏にWEA総会の感想を聞いた。

「講演も良かった。インドネシアの改革派の牧師が『きよめ』を語ったのが印象深い。全体として、教派をこえ、共通基盤としての、誤りなき神の言葉としての聖書に立つことが大事にされていた」(水口氏)、「プロ・ライフ的な福音派のオーソドックスな説教もされていた。総会としての宣言文が採択され、福音派としての基軸が宣言され(最終調整がなされたが)、各国で事情は異なるが、皆で共に祈って、一致のために労する姿勢が伝わってきた」(神戸氏)、「AEA総主事のバンバン・ブディジャント氏(インドネシア)は、韓国の教会が違いの中も福音で一致する方向性を望むと語った。韓国全国から、まだ経済的に自立していない教会の牧師たちも招かれていた」(岩上氏)
南北朝鮮半島の統一もテーマとして提示された。神戸氏は、「北朝鮮問題に取り組む牧師と個人的に交わりを持てた。日本でも拉致問題を通して北朝鮮問題への関心がある。JEAとしてすぐに何かできることではないが、一対一の出会いが貴重だった」と語った。
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