キリスト教学校であり続けること 金城学院大学 学校特集①


金城学院大学 宗教主事
𠮷松 純

 金城学院大学と言えば「キリスト教学校」「お嬢様学校」「名門女子大」というイメージが東海地区では今も根強く残っています。その一方、近年の少子化で受験生人口が減少の一途をたどる中、本学も他大学同様に入学者確保に知恵を絞り尽力しています。より魅力ある大学になるべく本学は2026年度に文学部・総合歴史学科や経営学部・経営学科、デザイン工学部・建築デザイン学科、情報デザイン学科など新しい学部学科を創設し、7学部12学科の新体制に舵(かじ)を切ります。

 1889年にアメリカの南長老教会(現、米国長老教会)の宣教師アニー・ランドルフによって前身の女学専門冀望館(きぼうかん)が創立されました。日本の女性教育がまだ軽んじられていた時代のことです。翌90年に私立金城女学校に改名され、その後、専門学校、中学校・高等学校と発展し、1949年に大学が創立されました。現在は小学校を除き、幼稚園から大学院まである、東海地方で最も古く伝統あるキリスト教主義の総合教育機関となりました。

(次ページで、キリスト教学校、女子大学の役割について約2000字)