世界的に福音を分かち合い励ますグローバルアウトリーチデイ(G.O.D)を目指して、1週間、海外の宣教チームとともに様々な方法で展開してきたShineJapanが今年、5月22〜28日に実施された。世界の一線で活躍するゲストを集めながら、インターネット、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)、映像、グッズ、路上パフォーマンス、イベントなどを駆使して、次世代に届く伝道方法を提案、実践した。2019年の世界ラグビー日本開催、20年の東京五輪開催を見据え今後、大阪、名古屋などの3都市ほか、全国主要都市での実施も呼びかけている(一部既報)。【高橋良知】
エフェクトのかかった電子音、疾走感のあるビート音が鳴り響くと、会場全体が総立ちとなった。大人も子どもも、あちらこちらで、腕を掲げて飛び跳ね始めた。
近年エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)と呼ばれるダンスミュージックがヨーロッパを中心に若者層で流行している。スマートフォンやSNS、スポーツウェアなどのテレビCMのBGMで使われるなどでなじみがあるかもしれない。ポップミュージックや様々な音楽の要素を取り込み、「クラブ」というダンスミュージックの空間を超えて幅広く聞かれている。日本でも、2014年から世界的なダンス・ミュージックの祭典「ウルトラ」が開催されるなどして裾野が広がっているようだ。
昨年に続き、ShineJapanのために来日したDJのベン・ギャラクタス・ジャックさんは各イベントで、EDMのクリスチャン・ミュージックを導き、聴衆の間に分け入って盛り上げた。ジャックさんは英国マンチェスターを拠点に、ヨーロッパで最大規模の若者ミニストリー、「メッセージ・トラスト」が主催する「Higher Tour」のマネージャー。5年間で200万人の若者に福音を届けようと活動している。
「パーティーは大好きですか。今夜は思いっきり楽しもう。パーティーはいつか終わる。でも、永遠に喜びを与えてくれるのは、イエス様と一緒にいることです」。ジャックさんはライブで聴衆を励ました。「まだイエス様を知らない人も、ぜひ、イエス様を信じている周りの人を見て。この人たちの心の中には何があるだろう。問いかけてみて」と呼びかけた。
音楽、信仰の証しのトークなどがされると、「本当の喜び」を切り口に、イエス・キリストの十字架のメッセージも語った。今回は、新曲も披露。キリストによって暗闇の人生から解放される喜びを歌う歌詞を解説して導入し、皆で踊った。神を受け入れる祈りも導いて、挙手で応答する参加者もいた。

G.O.D当日となった28日はJOY FESTIVALを東京・渋谷区のさくらホールで開催した。ゴスペル新宿ダンスによるダンス、ハレルヤゴスペルファミリーのクワイアゴスペル、ジャックさんの音楽、シンガーソングライター、ジョン・レビーさんのギター弾き語りなどジャンルを超えたステージ、聖書からのメッセージが盛り込まれた。2017年のG.O.Dは5月27日になる。


